ART NEXUS 2025

　ギャラリー上田で、アートサイト「これやん」とIT企業・株式会社カシェイの共同企画による参加型アートイベント「ART NEXUS 2025」が開催される。

　本展は、オンラインで実施された一般投票型WEBコンクールから生まれた展覧会である。約300名の投票者によって選ばれた上位9名のアーティストが、銀座のリアルスペースで作品を展示する。出展作家は、ほりたよしか、松本優月、中西麻莉子、木村浩之、新直子、伊藤香奈、成田真梨菜、土田圭介、堤岳彦の9名。

　創業45年以上の歴史をもつギャラリー上田は、次世代を担う作家の発掘と支援を通じて、伝統と革新を結ぶアートの新たな在り方を模索してきた。本展では、ビットコイン決済を導入し、テクノロジーとアートの関係を再定義する試みを行う。ビットコインがもつ「国や通貨に縛られない自由な価値観」は、アートの本質である「感性の共有」や「境界を超えた対話」と共鳴し、デジタル資産を媒介としてアートを流通させることで、新たな文化体験の形を提案する。

　また、本展は中央区観光協会主催の「オータムギンザ2025（AUTUMN GINZA 2025）」公式参加企画として開催され、銀座の街の文化発信にも貢献する。アートとテクノロジー、そして地域が響き合う展示となる。