INTERVIEW

もつれあう自然とテクノロジー──ソフィアクレスポ/ エンタングルドアザーズが語るAI時代の芸術のあり方

AIを駆使し、存在しない生物を創出する気鋭のアーティスト「エンタングルドアザーズ」(ソフィア・クレスポとフェイレカン・カークブライド・マコーミック)。自然とテクノロジーがもつれあうその作品から、私たちはいかなる生命像を見出せるのか。

2025.10.9

タイジ・テラサキ インタビュー。両足院で見る、蝶の飛翔、鉱物の形成、人間の思索の交わり

京都・祇園に位置する両足院を会場に、個展「飛翔 Wings Over Crystalline Landscape」を開催中の日系アメリカ人アーティスト、タイジ・テラサキ。蝶の飛翔、鉱物の形成、人間の思索が交差する、静かで光を帯びた世界を探究する作品群に込めた思いについてインタビューを行った。

2025.9.20

「才能を解き放て」。伝説的ノートブック、モレスキンと同財団が目指す創造と表現の未来とは?

伝説的ノートブック・モレスキンと、その非営利部門であるモレスキン財団が主催する巡回展「Detour」。1600冊を超えるノートブックアートのなかから選りすぐりの作品を紹介し、これまでロンドンやパリなどで開催されてきた本展が、ついに東京に上陸した。開催にあたり来日したモレスキン財団共同創設者・CEOのアダマ・サンネ氏と、モレスキンCEOのクリストフ・アーシャンボウ氏に、両者が掲げる理念や展覧会の背景について話を聞いた。

2025.9.19
PREMIUM

2人の市長が語る「いまなぜアートなのか」。福岡と別府で熱帯びるアート・ムーブメント

いま九州のアートシーンが熱く盛り上がっている。今月末には福岡市の「アートフェアアジア福岡」と、別府市の「Art Fair Beppu」が同時期開催され、2つの都市間を回遊してアートに触れる取り組みが行われる。それ以外にもアーティスト支援や新たな文化施設の建設計画などがそれぞれのまちで進んでいるが、なぜ福岡と別府でアートのムーブメントが熱を帯びつつあるのだろうか? 両市の文化行政を牽引する2人、高島宗一郎福岡市長と長野恭紘別府市長に話を聞いた。

2025.9.14
PREMIUM

マヤ・エリン・マスダ インタビュー。「目に見えない毒性」や「遅延性による暴力」とともにどう生きるか

山口情報芸術センター[YCAM]で開催されている、マヤ・エリン・マスダによる新作を発表する展覧会「Ecologies of Closeness 痛みが他者でなくなるとき」(〜11月2日)。展覧会のオープニングとして実施された清水知子(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科 教授)とのアーティスト・トークでは、クィアやエコロジーと作品の関係性について議論が交わされた。本インタビューでは、鷲田めるろ(金沢21世紀美術館 館長)が、作品の造形面を中心に話を聞いた。 ※本インタビューは8月7日に実施。

2025.9.13

「永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル ― ハイジュエリーが語るアール・デコ」(東京都庭園美術館)に込められた思い。ディレクター、キュレーター、セノグラファーが語る

ハイジュエリー メゾンのヴァン クリーフ&アーペルをアール・デコ期の芸術潮流に着目しながら紹介する展覧会「永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル ― ハイジュエリーが語るアール・デコ」が、東京都庭園美術館で開催される。本展にかける思いを、パトリモニー&エキシビション ディレクターのアレクサンドリン・マヴィエル=ソネ、副館長の牟田行秀と担当キュレーターの方波見瑠璃子、セノグラファーの西澤徹夫がそれぞれ語った。

2025.9.13
PREMIUM

諏訪敦が語る、人間の「うつくしさ」とは何か

寺田倉庫のWHAT MUSEUMで開催される「諏訪敦|きみはうつくしい」。現代日本の絵画におけるリアリズムを牽引する画家にとって、3年ぶりとなる大規模個展に際し、画家のアトリエでインタビューを実施した。

2025.9.10

長谷川祐子が初めて挑んだ個人コレクションのキュレーション。UESHIMA MUSEUM「創造的な出会いのためのテーマ別展示」の狙いを聞く

実業家・植島幹九郎による現代美術コレクション「UESHIMA COLLECTION」を紹介する私設美術館「UESHIMA MUSEUM」で開催中のコレクション展「創造的な出会いのためのテーマ別展示」。同展をキュレーションした長谷川祐子がその狙いを語る。

2025.8.31
PREMIUM

ルイ・ヴィトンはなぜ支持を集める? 「ビジョナリー・ジャーニー」展キュレーターに聞く

ルイ・ヴィトンにとって、日本で過去最大規模の展覧会となったルイ・ヴィトン「ビジョナリー・ジャーニー」展(大阪中之島美術館、〜9月17日)。1000点以上の作品・資料によってブランドの「旅路」を提示する同展のキュレーションを担った美術史家・キュレーターのフロランス・ミュラーに、ルイ・ヴィトンというブランドの魅力を聞いた。

2025.8.30
PREMIUM

VTuber・儒烏風亭らでんインタビュー。美術の楽しさを多くの人に届けるその偏愛はいかに生まれたのか

新旧和洋を問わず文化や芸能に造詣が深く、学芸員資格を有し、美術館と数々のコラボレーションをしてきたことでも知られる、hololive DEV_IS(ホロライブデバイス)所属のVTuber・儒烏風亭らでん。その美術愛はどのように生まれたのか、話を聞いた。

2025.8.25
PREMIUM

難民の姿をとらえ、伝えるということ。「UNHCR×瀬戸内国際芸術祭」ホンマタカシ インタビュー

「瀬戸内国際芸術祭2025」で、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とのコラボレーションによる作品「SONGS—ものが語る難民の声」を発表した写真家のホンマタカシ。同芸術祭の総合ディレクターである北川フラムがモデレーターを務めた特別トークイベントで、作家/詩人の池澤夏樹との対談が行われたのち、ホンマに対してインタビューを実施した。

2025.8.24

大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)インタビュー。寂しさや孤独から始まる表現者としての仕事

『GQ JAPAN』主催の「GQ クリエイティビティ・アワード」を受賞した、Mrs. GREEN APPLEの大森元貴。その初の写真展となる「僕が居ようが居まいが」が「GQ JAPAN クリエイティブ・ウィークエンド」(Ginza Sony Park、2025年7月5〜6日)で開催された。本展に際して大森に、音楽以外の表現で見つめた自己や、表現者として意識していることについて語ってもらった。

2025.8.21
PREMIUM

森星に聞く祖母・森英恵から学んだこと、そしてプロジェクト・tefutefuに込めた思い

ファッションモデルとしても活躍する森星を中心としたプロジェクト・tefutefu。このtefutefuがキュレーションを務める展覧会「色寂 irosabi」が、銀座和光の地階のアーツアンドカルチャーで8月20日まで開催中だ。tefutefuと本展にかける思い、そして祖母・森英恵から学んだことについて話を聞いた。

2025.8.16
PREMIUM

Art Center NEW代表小川希インタビュー。次世代のために自走するアート施設を

今年6月、横浜のみなとみらい線新高島駅地下1階に誕生した新たな芸術複合施設「Art Center NEW」。本施設を運営するのは、吉祥寺の「Art Center Ongoing」を運営する一般社団法人Ongoingだ。その代表である小川希に、本施設を立ち上げた背景や、今後のビジョンについて話を聞いた。

2025.8.13
PREMIUM

地球の深層と響き合う。ジュリアン・シャリエールが語る、「地質的時間」としてのアート

ペロタン東京で個展「Midnight Zone」(〜8月30日)を開催しているスイス出身のアーティスト、ジュリアン・シャリエール。火山、深海、氷河、熱帯雨林といった極限的なフィールドでの実践を通じて、アートと地質、生態系、テクノロジーの関係を探求してきたシャリエール。本インタビューでは、その幼少期の自然体験から、音と地層を結びつける現在の制作、さらには生態保全とアートの関係まで、多角的な視点からその創作の核心に迫る。

2025.8.11