INSIGHT

工芸の新たな伝統への挑戦。「GO FOR KOGEI 2025」シンポジウム、リポート

2025年7月24日、ヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)サウスケンジントンで「GO FOR KOGEI 2025」シンポジウムが開かれた。このシンポジウムでは、「日本の工芸」と「日本の伝統」に関する既存の概念を問い直し、とくに制度の外で活動する女性アーティストや制作者に焦点が当てられた。女性アーティスト、サブカルチャーやディアスポラのアーティスト、その他の工芸専門家など、幅広い講演者を招いて、一見なじみのある日本の工芸というテーマに対する新たな光を当てるという試み。企画者の菊池裕子によるリポートをお届けする。

2025.10.14

文化の日に観覧無料となる美術館・博物館(2025年版)

11月3日は、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨とする国民の祝日「文化の日」。この日にあわせて、展覧会の観覧無料を実施する美術館・博物館を紹介する。 ※プログラムは変更となる場合があるため、来館の際は各館の公式ウェブサイトを参照してほしい。

2025.10.12
PREMIUM

アートファンも必見。都内近郊で行くべき個性派ミニシアター6選

映画館のなかでも、とくに各館の個性が光るミニシアター。メジャーな映画館での鑑賞体験も楽しいけれど、小さめで個性的な館内で、偏愛を感じさせる作品ラインナップをじっくりと味わうのも映画鑑賞体験の楽しみ方のひとつ。今回は、アート関連映画もみられる都内近郊の個性派ミニシアターを、ライター・ISOに選んでもらった。

2025.10.5
PREMIUM

丹下健三の名作建築10選。「世界のタンゲ」が歩んだ道のりをたどる

戦後日本を代表する建築家・丹下健三(1913〜2005)は、「世界のタンゲ」の異名を持つ20世紀を代表する建築家のひとりだ。大谷幸夫や磯崎新、槇文彦に黒川紀章、そして谷口吉生など、著名な建築家を育成した教育者でもあり、高度経済成長期で人口急増期にあった東京の改革構想「東京計画1960」を発表した都市計画家としても知られている。2025年である今年は丹下の没後20年にあたる。この機会に、現在も残る丹下健三の名建築を見ていこう。

2025.10.2
PREMIUM

東京で行くべきラグジュアリーブランドのアート空間8選

ファッションとアートは、切っても切り離せない関係である。それを裏付けるように、様々なファッションブランドの店舗には、アート作品を展示するためのスペースが併設されている。海外ファッションブランド併設のアートスペースをピックアップしてお届けする。

2025.9.6
PREMIUM

青柳菜摘が選ぶ、いま知っておくべきインディペンデント美術批評誌4選

東京・神楽坂にあるプラクティショナー・コレクティヴである「コ本やhonkbooks」の主宰でありながら、自身も詩人・アーティストとして活躍する青柳菜摘。日々、多くの美術関連書に触れている青柳に、美術批評の現在地を知ることができるインディペンデントな批評誌/個人誌を選んでもらった。

2025.9.6

書評:萩原弘子『展覧会の政治学と「ブラック・アート」言説──1980年代英国「ブラック・アート」運動の研究』

1980年代に「ブラック・アート」研究を始め、その領域では第一人者とも言える萩原弘子が2022年に刊行した書籍『展覧会の政治学と「ブラック・アート」言説──1980年代英国「ブラック・アート」運動の研究』の重要性を、文化研究者・山本浩貴が読み解く。

2025.8.29