同伴分動態

　BUGで、うらあやか、小山友也、二木詩織、宮田明日鹿の4名のアーティストによるグループ展「同伴分動態」が開催される。

　BUGはステートメントで「無数のハプニングに、私たちは出会いたい」と掲げている。また、展覧会に限らない活動を展開していきたいという意志から「アートセンター」を冠している。その実現に向け、BUGではオープン前の2022年から、複数のアーティスト、アートワーカーと意見交換する機会を設けてきた。

　うらもそのうちのひとりであり、おもしろい場をつくることやアートマネジャーの職能などについて、ディスカッションをかさねてきた。本展は、そのやり取りから生まれたものを展覧会やイベントとして開く試みだ。

　本展に参加する4名のアーティストは、作品をつくることはもちろん、制作で培った技術をコミュニティの運営や他者の表現のサポートなど、様々な活動に展開してきた。今回はその技術を活かして、だれかと一緒に何かをするときに働く力学に注目した作品を展示。アーティストや来場者が「一緒に行動する」機会を創出することで、同伴しながら何かを生み出すことの可能性や、アートセンターのあり方を探索していく。