川島小鳥「サランラン／사란란」

　ふげん社で、雑誌『写真』vol.7の刊行を記念して、川島小鳥による個展「サランラン／사란란」が開催されている。

　川島小鳥は1980年東京生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科を卒業。2006年に『BABY BABY』で第10回新風舎・平間至写真賞大賞を受賞し、翌年に写真集を刊行。2011年には、佐渡島に住む女の子を撮影した『未来ちゃん』で、今日まで累計13万部を記録し、第42回講談社出版文化賞写真賞を受賞した。2014年には、3年間台湾に通って撮影した『明星』で、第40回木村伊兵衛写真賞を受賞。川島の写真は、多くの人を魅了し、広告やファッションの分野にも広く活躍の場を広げている。

　4月20日発行の雑誌『写真』（Sha Shin Magazine）vol.7に掲載されている作品《サランラン／사란란》は、韓国・ソウルで撮影された最新作だ。初心に帰り自分を見つめ直すきっかけをつくりたいと、秋から春にかけての7ヶ月間一人でソウルに通った川島。本展では、写真家・川島小鳥の新境地を見ることができる。