ディーン・ボーエン　オーストラリアの大地と空とそこに生きる私たち

　八王子市夢美術館で「ディーン・ボーエン　オーストラリアの大地と空とそこに生きる私たち」が開催される。

　ディーン・ボーエン（1957〜）は、メルボルンを拠点に活動する現代アーティスト。版画、油彩、水彩、彫刻、アーティストブックなど多様なメディアで作品を制作し続けており、ロイヤルメルボルン工科大学で版画技術を学んだのち、90年代初頭にはフランスの版画工房で研鑽を積んだ。94年にはオーストラリアの権威あるフリマントル版画賞を受賞し、以後国内外で活躍を続けている。

　オーストラリアの田舎町に生まれ、幼少時から身のまわりの生き物たちに親しみを覚えていたボーエンの作品には、コアラやカワセミ、ウォンバットなど、様々な動物や昆虫たちが登場。本展では、約30年にわたりボーエンが描いてきた作品群から110点を厳選し、版画、絵画、彫刻などバラエティ豊かな表現によって紹介する。