「古筆切 ―わかちあう名筆の美」(根津美術館)開幕レポート。様々なアプローチから知る名筆の楽しみ
根津美術館が新たに所蔵した《高野切》(重要文化財)の初公開とともに、平安から鎌倉時代のすぐれた筆跡の断簡である「古筆切」を紹介する展覧会「古筆切 ―わかちあう名筆の美」が始まった。成り立ちから名称の由来まで、多様な切り口で見せる内容は、なじみのない人にもその魅力に近づけるきっかけをくれる。
根津美術館が新たに所蔵した《高野切》(重要文化財)の初公開とともに、平安から鎌倉時代のすぐれた筆跡の断簡である「古筆切」を紹介する展覧会「古筆切 ―わかちあう名筆の美」が始まった。成り立ちから名称の由来まで、多様な切り口で見せる内容は、なじみのない人にもその魅力に近づけるきっかけをくれる。
村上隆の個展「ジャパニーズ・アート・ヒストリー・ア・ラ・タケシ・ムラカミ」が、ロンドンのガゴシアン・ギャラリーで開催中(〜2025年3月8日)だ。今年9月まで京都市京セラ美術館にて行われていた「村上隆 もののけ 京都」で展示された大作《村上隆版 祇園祭礼図》や《洛中洛外図屏風 岩佐又兵衛RIP》を筆頭に、新作を含む合計18作品を並べている。その様子を現地からレポートする。
太田記念美術館で、江戸時代の食文化の魅力を紹介する展覧会「江戸メシ」が2025年1月5日よりスタート。開幕に先駆けて、会場の様子をレポートする。
大阪中之島美術館で、チューリッヒを拠点に活動した日本人芸術家の吉川静子と、そのパートナーであり、スイスを代表するグラフィックデザイナー、タイポグラファーであるヨゼフ・ミューラー=ブロックマンの軌跡をたどる大回顧展「Space In-Between:吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン」がスタートした。会期は2025年3月2日まで。
大阪中之島美術館で、江戸時代末期に活躍した浮世絵師・歌川国芳の画業を紹介する大規模な展覧会「歌川国芳展 ―奇才絵師の魔力」がスタートした。会期は2025年2月24日まで。
雨宮庸介の東京初となる美術館個展が、ワタリウム美術館で開幕した。25年にわたる彼のアートの歩みをたどる本展では、1999年の初期作品から最新のVR作品まで多彩な作品が展示され、現実と非現実、過去と未来が交錯する新たな視点を提示している。
阪神・淡路大震災から30年の節目となる2025年を前に、兵庫県立美術館で阪神・淡路大震災30年 企画展「1995 ⇄ 2025 30年目のわたしたち」が開幕した。会期は25年3月9日まで。
東京都現代美術館で、音楽家・アーティスト、坂本龍一(1952〜2023)の大型インスタレーション作品を包括的に紹介する日本初の最大規模の個展「坂本龍一|音を視る 時を聴く」が開幕した。
東京・天王洲の寺田倉庫G1ビルで、デジタルアートを通して浮世絵に親しめるイマーシブ・ミュージアム「動き出す浮世絵展 TOKYO」が開催される。会期は12月21日〜3月31日。
国立工芸館で、工芸やデザインを特徴づける「反復」「偶然」といった2つの性質に注目してコレクションを読み解く展覧会「反復と偶然展」が開催されている。会期は2025年2月24日まで。
四半世紀にわたり、世界各地で400近い展覧会に参加してきた現代アーティスト・塩田千春。その欧州で最大規模の個展となる「魂がふるえる」がグラン・パレで幕を開けた。異なる文化圏で多くの観客を魅了してきた塩田の作品が、パリではどのように注目されているのか──現地からリポートする。
京都国立近代美術館で、生誕120年を迎える人間国宝・黒田辰秋の回顧展「生誕120年 人間国宝 黒田辰秋―木と漆と螺鈿の旅―」がスタートした。会期は2025年3月2日まで。
東京・広尾の山種美術館では現在、「HAPPYな日本美術ー伊藤若冲から横山大観、川端龍子へー」が開催されている。会期は2025年2月24日まで。
東京都現代美術館(MOT)の「MOT コレクション」展は、戦後美術を中心に、現代美術の多様な魅力を紹介する展覧会。今回は、1階と3階の展示で、女性作家や新たに収蔵されたイケムラレイコ、マーク・マンダースの特別展示が行われ、光と闇、時間というテーマを深く掘り下げた作品が並んでいる。
今年8月に竣工し、25年1月にグランドオープンする東京・銀座のGinza Sony Parkで、「sakamotocommon GINZA」が始まった。会期は12月25日まで。
世界的な日本人アーティスト・村上隆。彼のトークイベントがロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館サウス・ケンジントンにおいて開催された。その様子をレポートする。
アーティスト・栗林隆の展覧会「栗林隆 Roots」が、神奈川・葉山の神奈川県立近代美術館 葉山で開催されている。会期は2025年3月2日まで。会場の様子をレポートする。
黒部市美術館で動物を模したラテックス製のボディースーツや造形物を使って命の価値や身体のあり方を問うアーティスト・サエボーグの個展「黒部市美術館開館30周年 サエボーグ Enchanted Animals」が開催されている。
アリシア・キーズとスウィズ・ビーツ夫妻のディーン・コレクションによる展覧会「ジャイアンツ」が、アトランタのハイ・ミュージアムで開催中。夫妻が収集した1000点を超えるコレクションのなかから選りすぐられた約100点を通じ、黒人作家の多様な表現と、彼らの社会的・文化的背景に迫る。
東京都現代美術館で「MOTアニュアル2024 こうふくのしま」が開幕した。清水裕貴、川田知志、臼井良平、庄司朝美の4名の作家による最新作を通じ、現実の複雑さや多義性を探求し、見る者に新たな視点を提供する。
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