ウェス・アンダーソン初となる回顧展がロンドンで開催中。映画の衣装や小道具が一堂に
『ダージリン急行』や『グランド・ブダペスト・ホテル』で知られる映画監督ウェス・アンダーソン。その大規模な回顧展「ウェス・アンダーソン:ジ・アーカイヴス」がロンドンのデザイン・ミュージアムで開催中だ。自身のノートから映画の衣装や小物まで、30年間の輝かしいキャリアを示す貴重な品々およそ700点が並ぶ。

ウェス・アンダーソン初の回顧展
日本でも高い人気を誇るアメリカの映画監督ウェス・アンダーソン。その世界観を形成する重要な要素のひとつは間違いなく、独自の美意識によって細部までこだわってつくられたヴィジュアルだろう。本展では、それらを生み出すためのストーリーボードやスケッチ、衣装、小物を作品ごとにクロニカルに並べる。これらを一堂に介した展覧会は今回が初であり、間近で鑑賞することで制作の舞台裏を垣間見ながら、アンダーソンのクリエイティビティをより知ることを可能としている。

撮影=筆者


