Soh Souenの個展がLURF GALLERYで開催。「点描」表現を深化させた新しい作品群を発表

　東京・代官山にあるLURF GALLERYの2階で、Soh Souen（ソー・ソウエン）個展「Keep Me Together」が開催される。会期は9月11日〜10月13日。

　Soh Souenは1995年福岡県生まれ。身体を介して生の不確かさや存在のかたちを見つめる作品を、絵画、インスタレーション、パフォーマンスなどの多様な表現を通じて国内外で発表。コロナ禍に始まったサラ・ミリオとの共同プロジェクトや、銀座エルメスフォーラムにて内藤アガーテの作品を使用したパフォーマンスを実施するなど、活動の幅を広げている。

　本展では、Soh Souenの代表的な表現である「点描」に焦点を当て、代表作「tie」シリーズを中心に、「点描」表現を深化させた新しい作品群が紹介される。

　個人の証明写真を起点に「わたし」という「個」や「アイデンティティ」を問いかける「tie」シリーズは、自己と他者の境界を解体する「わたしたち」についての考察を深める新しい展開を見せる。また、身体において他者が入り込んでくる身体の開口部を点描で描いた「身体の穴を穴だらけに描くシリーズより」により、身体の自律と非自律の関係性について表現した作品も展開される。

　Soh Souenが一貫して探究してきた「個」と「身体」の境界、そして「生」への問いかけに、新たな視点から触れる機会となるだろう。