杉山明博　六〇年の軌跡　発想のデザイン展

　秋田県立近代美術館で「杉山明博　六〇年の軌跡　発想のデザイン展　親子であそぼ　木のおもしろワールド」が開催されている。

　木をもちいた造形表現と研究に長年携わってきた杉山明博は、伝統の技術や手法を巧みに取り入れながら、アートとデザインが共生した数々の作品を生み出してきた。本展は「豊かな感性」「発想力」「工夫力」などを幅広い世代に体感してほしいという願いを込めた、遊びと学びとつくる楽しみが融合した展覧会。

　木という素材に触れて親しむことで、子どもたちの感性や情操が育まれることはよく知られている。本展覧会では、色や匂い、素材やかたちなど様々な特徴を持つ木の作品を触って、組み立てて、工夫しながら遊ぶことで、培われる創造力＝生きる力を提示する。