建築家のフランク・ゲーリーが逝去。フォンダシオン ルイ・ヴィトンやビルバオ・グッゲンハイム美術館など手がける
建築家のフランク・ゲーリーが12月5日に逝去した。

建築家のフランク・ゲーリーが12月5日に逝去した。96歳だった。
ゲーリーは1929年カナダ・トロント生まれ。20世紀後半から21世紀にかけて、彫刻的で流動的な建築表現によって建築の概念を刷新した。1962年に自身の建築設計事務所を立ち上げ、1970年代後半に自邸を改築したことを契機に、その流動的で前衛的な設計スタイルが注目を集める。鋼材、チタン、ガラスなどを大胆に用い、建築を彫刻のように再解釈するそのアプローチは、脱構築主義を代表する建築家として世界的評価を確立した。1989年には建築界最高峰の栄誉、プリツカー賞を受賞。

代表作にビルバオ・グッゲンハイム美術館(スペイン・ビルバオ)、ウォルト・ディズニー・コンサートホール(米・ロサンゼルス)、フォンダシオン ルイ・ヴィトン(仏・パリ)などがある。また、グッゲンハイム・アブダビ(アラブ首長国連邦・アブダビ)や中国医薬大学美術館(台湾・台中)が現在建設中だった。






