2026.2.4

マルタン・マルジェラの日本初となる大規模個展。「MARTIN MARGIELA AT KUDAN HOUSE」が登録有形文化財・九段ハウスで開催決定

ファッションデザイナーでありアーティストとしても活動するマルタン・マルジェラ。日本初となる大規模個展「MARTIN MARGIELA AT KUDAN HOUSE」が登録有形文化財・九段ハウスで開催される。

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 ファッションブランド「メゾン・マルタン・マルジェラ」(現メゾン・マルジェラ)の創設者兼デザイナーであるマルタン・マルジェラ。その日本初となる大規模個展「MARTIN MARGIELA AT KUDAN HOUSE」が登録有形文化財・九段ハウス(kudan house)で開催される。会期は4月11日〜29日。

九段ハウス

 マルジェラは1957年ベルギー・ルーヴェン生まれ。80年にアントワープ王立芸術学院卒業し、84〜87年にかけてJean-Paul Gaultier(ジャン=ポール・ゴルチエ)(パリ)のアトリエでデザインアシスタントを務めた。その後、88年にジェニー・メレンズとともにパリで「Maison Martin Margiela(メゾン マルタン マルジェラ)」を設立し、初のショーを発表。97〜2003年の「Hermès(エルメス)」(パリ)ウィメンズ クリエイティブ・ディレクターを経て、08年にファッションの表舞台から姿を消した。その後はビジュアルアートに専念し、21年にパリのラファイエット・アンティシパシオンで初の個展を開催。以降も度々個展を開催している。

 待望の日本初の個展となる本展の展示構成およびキュレーションは、すべてアーティスト自身によるもの。邸宅全体を舞台に、コラージュ、絵画、ドローイング、彫刻、アッサンブラージュ、映像作品など、多様な技法による作品が並ぶという。生活の痕跡が残る古い邸宅に作品を設えるという選択は、マルジェラにとって大切な「私的な空気感」を反映するものだ。来場者は、邸宅全体に広がる様々な部屋を巡りながら、極めて親密な距離感の中で作品と向き合う体験へと招かれる。

作品イメージ

 2000年、東京・恵比寿の歴史ある邸宅に、世界初となる「メゾン マルタン マルジェラ」の店舗をオープンし、浴室やキッチンを含む邸宅全体にコレクションを展示したマルジェラ。四半世紀を経た今年、再び東京へ戻り、歴史的な邸宅で作品を発表することについて、マルジェラは次のコメントを寄せている。

 「再び東京に戻り、1927年に建てられたこの家で作品を見せられることを嬉しく思います。2000年のときと同じように、来場者が各部屋の親密な空間の中で作品と出会い、驚きを感じてもらえることを願っています」。

「匿名性は、私の創造の自由にとって不可欠なプライバシーを守るために必要なものです。 
ファッションの時代と同じ興味や強迫観念を、私は今も持ち続けていますが、人間の身体はもはや唯一の表現媒体ではありません。」 
「私は常に観察者であり、日常的な物や状況から強いインスピレーションを受けています。 
今日ではさまざまな技術的サポートを用いることが当たり前になっていますが、私は可能な限り、手仕事のプロセスを見せることにこだわっています。それが、不完全さやパティナ、未完成の美に対する私の深い愛情につながっています。」 
「私は答えを示すよりも、問いを投げかけたいのです。」 (マルタン・マルジェラによるステートメント)