EXHIBITIONS
秋季特別展
近江の名所
MIHO MUSEUMで、秋季特別展「近江の名所」が開催される。
本展では、古代から近世にかけて和歌や絵画、工芸など多彩な芸術表現に描かれてきた近江の名所を紹介。とりわけ「近江八景」の成立とその展開に焦点をあてる。近江は万葉集以来、平安時代や鎌倉時代を通じて和歌に詠まれてきた地であり、平安時代の大営会における悠紀屏風には、鏡山、勢多橋、道駅といった近江の名所が描かれていた。
近世に入ると、近衛屋井が膳所城から見える湖南・湖西の八か所を選定し、和歌とともに絵に描いたことにより、これらの地が「近江八景」として広く知られるようになる。その後、近江八景は絵画をはじめ、染織や漆工、陶芸などの工芸作品にも盛んに表現されるようになった。
本展では、八景成立以前の名所図を含め、竹生島祭礼図や日吉山王祭礼図など、早くから描かれてきた祭礼の様子も取り上げる。屏風25件を含む絵画作品59件に加え、染織6件、漆工24件、金工6件、陶芸3件といった多様なジャンルの作品を通じて、近江の名所がいかに人々に親しまれ、芸術作品として表現されてきたかをたどる。
本展では、古代から近世にかけて和歌や絵画、工芸など多彩な芸術表現に描かれてきた近江の名所を紹介。とりわけ「近江八景」の成立とその展開に焦点をあてる。近江は万葉集以来、平安時代や鎌倉時代を通じて和歌に詠まれてきた地であり、平安時代の大営会における悠紀屏風には、鏡山、勢多橋、道駅といった近江の名所が描かれていた。
近世に入ると、近衛屋井が膳所城から見える湖南・湖西の八か所を選定し、和歌とともに絵に描いたことにより、これらの地が「近江八景」として広く知られるようになる。その後、近江八景は絵画をはじめ、染織や漆工、陶芸などの工芸作品にも盛んに表現されるようになった。
本展では、八景成立以前の名所図を含め、竹生島祭礼図や日吉山王祭礼図など、早くから描かれてきた祭礼の様子も取り上げる。屏風25件を含む絵画作品59件に加え、染織6件、漆工24件、金工6件、陶芸3件といった多様なジャンルの作品を通じて、近江の名所がいかに人々に親しまれ、芸術作品として表現されてきたかをたどる。