六本木アートナイト2025

　六本木の各会場で「六本木アートナイト2025」が開催される。

　「六本木アートナイト」は、2009年よりスタートした、都市とアートの未来的な融合をテーマに展開されるアートの祭典。六本木の街全体を舞台に、インスタレーション、パフォーマンス、音楽、映像、トーク、デジタルアートなど、多様なジャンルのアートプログラムが一堂に会する本イベントは、今回で14回目の開催を迎える。

　2025年の開催テーマは「都市とアートとミライのお祭り」。六本木の各所を創造のエネルギーが包み、街そのものがアート体験の舞台となる。本年注目のプログラム「RAN Focus」では、特定の国・地域にフォーカスしたアーティストの作品を紹介。今回は韓国に焦点を当て、映像作家キム・アヨンや都市空間に親しみやすい作品を展開するイム・ジビンなど、気鋭の韓国人アーティスト6組が参加する。

　そのほか、美術館や文化施設、複合商業施設、商店街、公共スペースなど、六本木一帯を活用し、約30組のアーティストによる50以上のプログラムが実施される。時代の変化や価値観の多様化を背景に、アートを通じた新たな気づきとインスピレーションが提示される。