コレクション展2025 -Ⅱ

　広島市現代美術館で「コレクション展2025-Ⅱ」が開催されている。

　本展では、「日常」をテーマに、展示室ごとに異なる4つのキーワードを設定し、広島市現代美術館コレクションを中心とした作品群を紹介する。作品はコレクションにとどまらず、収集方針や広島という地域性をふまえた特別出品も交えて構成される。

　最初のセクション「日常の再発見」では、身近な人々や風景、日用品などをモチーフに、何気なく過ごす日常の見え方を変えるような作品を紹介。「生と死の狭間」では、日常の営みのなかにある生命のあり方に焦点をあてる。

　「広島／ヒロシマ」では、被爆地・広島の地域性に着目し、「ヒロシマ」と現代美術との関係性を示す作品を展観。そして最後のセクション「非常のあらわれ」では、戦争、災害、パンデミックといった非日常的事象によって変化する日常の姿をとらえる作品を取り上げる。