EXHIBITIONS

メディウムとディメンション:Plastic

CS-Lab
2025.11.04 - 11.29
 CS-Labで「メディウムとディメンション:Plastic」が開催される。

 本展では、「変形可能性(Plasticity)」の多元性に着目し、形態に限らず、制作手法や空間設計、キュレーターとアーティストの関係性に至るまで、展覧会を構成するすべての要素を「造形的なもの」として扱う。会場となるCS-Labは、大学の枠を越えて学生が自主的に運営する空間であり、教員や職員、外部からの来訪者も交えた学びの場として展開されてきた。本展ではこの場の特性を生かし、制作と展示が融合する空間が構想される。

 企画を手がける中尾拓哉と奥村雄樹は、それぞれ美術評論家/研究者、芸術家/翻訳者として活動しており、制作と理論を横断する実践を展開してきた。両者は今回、9種の「ことば遊び」と10種の「かたち遊び」によって、不特定多数の参加者が創造的に関与する展覧会を構築する。このプロジェクトは、偶然性と必然性、制作者と鑑賞者の関係を問い直す場であり、展覧会そのものを「プレイ」することによって立ち現れる新たな「造形」に注目する。