EXHIBITIONS

笑い滴る 春と夏の日本画名品選

松岡美術館
2026.02.25 - 04.12, 2026.04.14 - 05.31
 松岡美術館で「笑い滴る 春と夏の日本画名品選」が開催されている。

 本展では、同館の日本画コレクションより、創立者・松岡清次郎が蒐集した作品を紹介する。清次郎は、自邸の庭や隣接する自然教育園に飛来する鳥や草木の変化を眺めることを楽しみ、自然を愛でる審美眼をもとに作品を蒐集した。今回の展示は、春や夏の情景を描いた日本画の名品を展示し、季節の自然を主題とした表現を紹介する。

 展覧会タイトルは、北宋の画家・郭熙の「山水訓」にある「春山淡冶にして笑ふがごとく、夏山蒼翠にして滴るが如し」に由来する。本展ではこの言葉を引用し、春の淡く色づく自然や夏のみずみずしい情景を描いた作品を展示している。

 春の展示では、池田蕉園《桜舟》、横山大観《梅花》、上村松園《春宵》などをはじめ、伊藤小坡《ほととぎす》、鏑木清方《春の海》といった作品を展示。また、酒井抱一《菖蒲に鷭》、前田青邨《紅白梅》、堀文子《牡丹之図》など、江戸から昭和の作家による春の花鳥画を展観する。

 また、夏の展示では、川端龍子や小林古径による朝顔の作品、渡辺崋山《蓮池蜻蛉図》、鏑木清方《蛍》、小林古径《茄子》、山口蓬春《山湖》などを展示し、日本画を通して夏の風物を紹介する。

 なお、前後期で一部展示替えが行われる。