EXHIBITIONS
ランス美術館コレクション
藤田嗣治からレオナール・フジタへ 祈りへの道
軽井沢安東美術館で「ランス美術館コレクション 藤田嗣治からレオナール・フジタへ 祈りへの道」が開催される。
藤田嗣治の作品や資料を多く所蔵するフランス・ランス美術館との共同企画である本展では、日本初公開となる44点を含む46点を同館から迎え、軽井沢安東美術館所蔵作品とともに藤田晩年の画業と人生を紹介する。戦争画を描いたことで戦後の日本画壇から批判を受けた藤田は、1949年にニューヨークで10か月ほど滞在したのち、1950年に渡仏。その後、宗教画に関心を寄せ始め、59年にランス大聖堂でカトリックの洗礼を受け、洗礼名「レオナール・フジタ」として新たな信仰の道を歩み始めた。
展示では、藤田が自身の内面を告白するように描いた《除悪魔 精進行》や、母子を描いた宗教的象徴を含む作品群、さらにシャペル・フジタ建設に向けて描かれた大量のデッサンや資料を通じて、芸術と信仰が交錯した晩年の創作の軌跡を辿る。展示室2ではランス大聖堂献納作品《聖母子》と藤田とランスの関係を紹介し、展示室3では宗教的なモチーフを含む少女像や母子像を展示。展示室4では、藤田の芸術的集大成ともいえるシャペル・フジタに焦点をあてる。
藤田嗣治の作品や資料を多く所蔵するフランス・ランス美術館との共同企画である本展では、日本初公開となる44点を含む46点を同館から迎え、軽井沢安東美術館所蔵作品とともに藤田晩年の画業と人生を紹介する。戦争画を描いたことで戦後の日本画壇から批判を受けた藤田は、1949年にニューヨークで10か月ほど滞在したのち、1950年に渡仏。その後、宗教画に関心を寄せ始め、59年にランス大聖堂でカトリックの洗礼を受け、洗礼名「レオナール・フジタ」として新たな信仰の道を歩み始めた。
展示では、藤田が自身の内面を告白するように描いた《除悪魔 精進行》や、母子を描いた宗教的象徴を含む作品群、さらにシャペル・フジタ建設に向けて描かれた大量のデッサンや資料を通じて、芸術と信仰が交錯した晩年の創作の軌跡を辿る。展示室2ではランス大聖堂献納作品《聖母子》と藤田とランスの関係を紹介し、展示室3では宗教的なモチーフを含む少女像や母子像を展示。展示室4では、藤田の芸術的集大成ともいえるシャペル・フジタに焦点をあてる。