EXHIBITIONS

久保京子×春陽「TATANAHARU 日々たおやか」

2025.11.10 - 11.15
 ギャラリー上田で、久保京子と春陽による二人展「TATANAHARU 日々たおやか」が開催される。

 久保京子は神奈川県出身。1980年代より女性誌『anan』『LEE』などでメインモデルとして活躍し、広告や商品開発、新聞連載、大学での講義など幅広く活動してきた。モデルとして培った美意識を生かし、近年は花を主題とした写真作品を制作している。2024年にはモデル活動50周年を迎え、伊勢丹新宿店で個展を開催するなど、創作家としても精力的に活動を続けている。

 一方、春陽は愛知県出身。3歳より書を学び師範を取得。伝統的な書法を基盤に、墨や胡粉、金銀などの自然素材を用いた抽象表現を国内外で発表している。2018年のルーブル美術館での展示を機に美術家としての活動を本格化し、近年は企業とのSDGsプロジェクトや建築空間でのアートコンサルティングを手がける。2025年開業のホテル「フェアモント東京」では全客室のアートを制作した。

 本展では、竹和紙に映した久保の花の写真と、美濃薄紙にしたためた春陽の書が重なり合う表現「TATANAHARU」を展開する。スクエアフォーマットに統一した新作21点を展示し、「たおやか」という生き方をテーマに、写真と書、伝統素材と現代的な感覚を組み合わせた作品を構成する。