岡山に新たな現代美術館。石川文化振興財団の「ラビットホール」が開館へ
公益財団法人石川文化振興財団(理事長:石川康晴)が、岡山市中心部に同財団初の現代美術館「ラビットホール」を新たに開館させる。

公益財団法⼈⽯川⽂化振興財団(理事長:⽯川康晴)が、同財団初の代美術館「ラビットホール」を岡⼭市中⼼部に開館させる。
ラビットホールは、石川のコレクションである「イシカワコレクション」(総数約400点)を⼀般公開するとともに、子供たちに向けたラーニングプログラムやリサーチ(研究)などの活動を展開するもの。「岡⼭から未来をつくるこどもたちを含めたすべての⼈に向けて、創造⼒の源となる新しい価値に出会える機会を創出していく」という。
ディレクションは、黒澤浩美(キュレーター)、青木淳(建築家)、那須太郎(ギャラリスト)、そして石川の4名からなる「ディレクター・コレクティブ」が手がけるユニークな体制だ。

建築は、もともと岡⼭で絵画や⼯芸品を蒐集した林原家がゲストハウスとして建てたルネサンスビル(2015年から23年まで⼭陽放送の岡⼭映像ライブラリーセンターとして運営)をコンバージョンするかたちとなり、改修はディレクターのひとりである青木が手がけた。
開館記念展は黒澤がキュレーションする「イシカワコレクション展:Hyper real Echoes」となり、フィリップ・パレーノ、ヤン・ヴォー、リアム・ギリック、マーティン・クリードなど約30作家による約40作品が公開される。同展は約3年間にわたって継続展示される予定だ。

© Philippe Parreno
Courtesy of Imagineering製作委員会, Esther Schipper Photo: Hiroyasu Matsuo

© Martin Creed, Courtesy the artist, Imagineering製作委員会, Hauser & Wirth and Gavin Brown's enterprise Photo: Hiroyasu Matsuo