2025.8.18

5万円で学ぶ藝大の「現代美術キュレーション概論」。社会人受講生を募集

東京藝術大学は、社会人が受講できる特別科目「社会共創科目(公開授業)」のひとつとしてオンライン授業「現代美術キュレーション概論」の受講生募集をスタートさせた。

東京藝術大学大学美術館

 2023年度より、学生対象の正規授業を社会⼈が受講できる特別科⽬「社会共創科⽬(公開授業)」を開講している東京藝術大学。同大のキュレーション教育研究センターが今年度に開講する5科⽬のうち、後期開講のオンライン授業「現代美術キュレーション概論」の受講⽣募集が始まった。

 「現代美術キュレーション概論」は、美術館での展覧会から街なかでのアートプロジェクトに⾄るまで、様々なかたちでアートと社会をつなぐキュレーションの実践について取り上げる10⽉から1⽉までの全14回講義で、学内外で活躍する12名の講師陣がオムニバス⽅式で登壇する。講師は、難波祐⼦(キュレーション教育研究センター特任准教授)、李美那(⼤学院美術研究科教授)、熊澤弘(⼤学美術館教授)、鷲⽥めるろ(⼤学院国際芸術創造研究科准教授)、服部浩之(⼤学院映像研究科准教授)、熊倉純⼦(⼤学院国際芸術創造研究科教授)、今村有策(⼤学院美術研究科教授)、⽑利嘉孝(国際芸術創造研究科教授)、荒⽊夏実(美術学部教授)、平諭⼀郎(未来創造継承センター准教授)、相⾺千秋(⼤学院美術研究科准教授)、⻘⽊彬(インディペンデント・キュレーター)。

 キュレーション教育研究センター特任准教授の難波祐⼦は、本講義について以下のようなコメントを寄せている。「昨年度の授業では、美術館・博物館関係者はもとより、普段アートとは直接関係のない部署で働いているビジネスパーソンなど多様な受講⽣が熱⼼に参加されていました。現代美術は、私たちの少し先の未来を映し出す鏡です。現代美術をとりまく『キュレーション』の今を知ることで、明⽇を⽣き抜くためのヒントが得られるかもしれません」。

 なお本講義の定員は150名(先着順)となる。