2026.4.21

東京国立博物館に未就学児の親子に向けた「ファミリースペース」がオープン。授乳やおむつ替えが可能なベビーケアルームも併設

東京・上野の東京国立博物館に、未就学児を連れた来館者向けの休憩スペース「ファミリースペース」が4月20日にオープンした。

撮影=編集部

東京国立博物館の平成館1階に新たに設置されたファミリースペース
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 東京・上野にある東京国立博物館の平成館1階に、未就学児を連れた来館者が安心して休憩できる専用スペース「ファミリースペース」が今日オープンした。

子供と一緒にリラックスできるスペース

 ファミリースペースは、主に未就学児(0~6歳)の子供とその保護者を対象としており、落ち着いた空間で親子が一緒にリラックスして過ごすことができる休憩スペースだ。乳児の授乳やおむつ替えが可能なベビーケアルームも2棟を用意。またファミリースペース付近には紙おむつ(ベビー用)の自動販売機も設置し、万が一の際にも対応できる環境を整えている。

授乳やおむつ替えができるベビーケアルームが2棟設置されている
自由に読むことができる絵本の本棚

 ベビースペースには遊びながら楽しく日本の文化に触れられる環境を用意。えほんコーナーでは「宮沢賢治の絵本シリーズ」を含む約200冊を用意。また、ぬいぐるみや自分で動かして載ることができるクッションなども用意されている。壁面には4種類のウォールトイが設置されるほか、畳の床で、赤ちゃんとゆっくりくつろぐことも可能だ。

ウォールトイとクッションが置かれ、子供を遊ばせながら親もリラックスすることができる

子供が楽しめる場づくりに向けて

 同館のビジョンを示した「東京国立博物館2038ビジョン」では、「みんなが来たくなる博物館」という「子供が楽しめる場づくり・ユニバーサルデザイン」を推進してきた。しかしながら、館内の授乳スペースは2024年までは正門プラザに限定されており、来場者からも改善の要望があったという。今回の設置で、授乳室がより手軽に利用できるようになった。

ミキハウスのロゴマークがあしらわれたキッズスペースの掲示

 同館が今年1月より開催した「あそびば☺とーはく!」(1月16日~3月1日)では、ベビーウエア・メーカーのミキハウスの協力によって、ミニタオルをプレゼントしている。これを契機として、このファミリースペースもミキハウスの支援により設置された。小さな子供を連れて美術館や博物館に行くハードルはまだまだ高いのが現状だが、このスペースの設置は大きな進展といえるだろう。