作家・梨木香歩が文を手がけた『森のはずれの美術館の話』が刊行。国立西洋美術館が題材に
国立⻄洋美術館を題材とした絵本『森のはずれの美術館の話』が刊行された。小説『⻄の魔女が死んだ』などで知られる作家・梨木香歩が文章を、絵本「リサとガスパール」シリーズでお馴染みの画家・ゲオルグ・ハレンスレーベンが絵を手がける本作品に込められた思いとは?

上野の国立⻄洋美術館を題材とした絵本『森のはずれの美術館の話』が刊行された。文章を手がけたのは、小説『⻄の魔女が死んだ』などで知られる作家・梨木香歩。絵を手がけたのは、絵本「リサとガスパール」シリーズでお馴染みの画家・ゲオルグ・ハレンスレーベンだ。
国立西洋美術館は1959年に開館。フランス政府から寄贈返還された約370点の松方コレクション(印象派の絵画およびロダンの彫刻を中心とするフランス美術コレクション)をもとに、西洋美術全般を対象とする唯一の国立美術館である。
本作品では、西洋美術館を東洋に現れた「西洋への窓」ととらえ、「東」と「西」が出会うこの場所で、人が絵と結ばれることの喜びや、大切なものを見出すことの幸せを表現した作品となっている。