「オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語」が国立西洋美術館で開催へ。オルセー印象派コレクションが約10年ぶりに大規模来日
国立西洋美術館で「オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語」が開催される。会期は10月25日〜2026年2月15日。

東京・上野の国立西洋美術館で、「オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語」の開催される。会期は10月25日〜26年2月15日。日本側の担当は同館主任研究員の袴田紘代。
同展では、「印象派の殿堂」ともいわれるパリ・オルセー美術館所蔵の傑作約70点を中心に、国内外の重要作品も加えた約100点を展覧。室内をめぐる印象派の画家たちの関心のありかや表現上の挑戦をたどる。

オルセー美術館が誇る世界最大規模の印象派コレクションが大規模に来日するのは約10年ぶり。なお、オルセー美術館は2027年の開館40周年を前に、総額5000万ユーロ(約77億円)規模の大改装を行う計画が発表されている。
同館館長の田中正之は本展について次のように語った。「室内とは人間の精神の現れともいえる。19世紀半ば以降、印象派たちは、家具や調度品に強い関心を寄せていた。本展は、室内という観点から印象派の絵画の秘密を解き明かそうとするものだ」。