SERIES

BOOK

隔月刊行される雑誌『美術手帖』のBOOKコーナーから、とくに注目したい書籍をピックアップして紹介。

SERIES / BOOK

第95回

書評:技術力と知力を駆使した複合的アプローチで国家の暴力を暴く。『フォレンジック・アーキテクチャー 検知可能性の敷居における暴力』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2026年4月号では、エヤル・ヴァイツマンによる『フォレンジック・アーキテクチャー 検知可能性の敷居における暴力』を取り上げる。ロンドンに拠点を置く調査機関「フォレンジック・アーキテクチャー」の活動を紹介する本書を、美術批評家・中島水緒が評する。

2026.6.15
第94回

書評:核被害以後に模索された新たな美術批評の試み。『末世の芸術 来たるべき無人類のために』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2026年4月号では、椹木野衣による『末世の芸術 来たるべき無人類のために』を取り上げる。核被害以後に模索された美術批評の試みについて書かれた本書を、現代美術史研究家・筒井宏樹が評する。

2026.6.14
第92回

書評:過去のアクティビズムの実践を現在につなぐために。『アクティビズムのアート/アートのアクティビズム「抵抗する表現」の軌跡と行方』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2026年1月号では、グレゴリー・ショレットによる『アクティビズムのアート/アートのアクティビズム「抵抗する表現」の軌跡と行方』を取り上げる。アート・アクティビズムの入門書にもなりうる本書について、美術批評家・中島美緒が評する。

2026.3.28
第91回

書評:戦後日本美術を根底から揺るがし、現代の世界と重ねる。『戦後初期日本のアートとエンゲージメント』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2026年1月号では、ジャスティン・ジェスティによる『戦後初期日本のアートとエンゲージメント』を取り上げる。日本の戦後初期における芸術と政治の関係を再検討する本書を、現代美術史研究家・筒井宏樹が評する。

2026.3.22
第89回

書評:「島嶼性」を手掛かりに歴史を掘り起こす。倉石信乃『孤島論』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2025年10月号では、倉石信乃による『孤島論』を取り上げる。中央から離れた多様な地域に目を向けた写真家たちを通し、日本の「島嶼性」を主題としている本書。著者の批評スタイルにも触れながら、美術批評家・中島水緒が評する。

2025.12.18
第86回

書評:家庭から見た戦時の画家の姿。松本莞『父、松本竣介』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2025年7月号では、松本莞による『父、松本竣介』を取り上げる。日本近代洋画家として知られる松本竣介の、画家の枠を超えたゼネラリストともいえる姿を、生活者としての側面から竣介の次男・莞が記した本書を、美術批評・中島水緒が評する。

2025.9.5
第85回

書評:無感動から始まる美学への新しい道。ベンス・ナナイ『美学入門』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2025年7月号では、ベンス・ナナイによる『美学入門』を取り上げる。分析美学を専門とする研究者・ナナイによる、「感動できない」ことから美学を語り始める新しい美的感覚への実践的な手引書を、美術史学研究の青木識至が評する。

2025.9.5
第83回

書評:いま、ロシアの美術を知るということ。鴻野わか菜『生きのびるためのアート 現代ロシア美術』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2025年4月号では、鴻野わか菜による『生きのびるためのアート 現代ロシア美術』を取り上げる。ロシアのウクライナ侵攻などで緊迫する昨今の国際情勢。そのようななかで、同地にて活動を続けるアーティストたちにとって「生きのびる」こととは何を意味するのか。鴻野による現地取材がベースとなった本書を、美術批評・中島水緒が評する。

2025.6.19
第82回

書評:戦後日本美術をグローバル美術史から記述する。富井玲子『オペレーションの思想 戦後日本美術史における見えない手』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2025年4月号では、富井玲子による『オペレーションの思想 戦後日本美術史における見えない手』を取り上げる。英語圏において戦後日本美術の研究を主導してきた富井による著作では、どのような切り口から戦後日本美術の研究を紐解いているのか? 現代美術研究の筒井宏樹が評する。

2025.6.18
第81回

田中みゆきの『誰のためのアクセシビリティ?』から小森真樹の『楽しい政治』まで。2025年1月号ブックリスト

新着のアート本を紹介する『美術手帖』のBOOKコーナー。2025年1月号では、田中みゆきの『誰のためのアクセシビリティ? 障害のある人の経験と文化から考える』から、アンジャン・チャタジーの『なぜ人はアートを楽しむように進化したのか』、小森真樹の『楽しい政治 「つくられた歴史」と「つくる現場」から現代を知る』まで、注目の8冊をお届けする。

2025.3.7
第80回

書評:複数の宇宙、複数の芸術。ユク・ホイ『芸術と宇宙技芸』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2025年1月号では、ユク・ホイによる『芸術と宇宙技芸』を取り上げる。コンピュータ工学や人文学を修めたこの哲学者は、どのように「芸術」をとらえ、論じているのか。美学、表象文化論の星野太が評する。

2025.3.7
第79回

書評:絵画の制作過程に潜り込む美術史家の独白。ジョルジュ・ディディ=ユベルマン『「それ」のあったところ:《ビルケナウ》をめぐるゲルハルト・リヒターへの4通の手紙』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2025年1月号では、美術史家ジョルジュ・ディディ=ユベルマンによる『「それ」のあったところ:《ビルケナウ》をめぐるゲルハルト・リヒターへの4通の手紙』を取り上げる。この美術史家の視点と4通の手紙からリヒターの代表作《ビルケナウ》の制作過程を綴った本書を、中島水緒が評する。

2025.3.7
第78回

百瀬文の『なめらかな人』から、ハンセン病に関する事象を記録し続けた『光を見た ハンセン病の同胞たち』まで。2024年10月号ブックリスト

新着のアート本を紹介する『美術手帖』のBOOKコーナー。2024年10月号では、百瀬文の『なめらかな人』から、ハンセン病に関する事象を記録し続けた『光を見た ハンセン病の同胞たち』、プッシー・ライオット創設メンバーによる「アクティビズム入門」まで、注目の8冊をお届けする。

2024.12.6
第77回

書評:作品を伝え、保存修復を伝える。田口かおり『改訂 保存修復の技法と思想 古代芸術・ルネサンス絵画から現代アートまで』『絵画をみる、絵画をなおす 保存修復の世界』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2024年10月号では、田口かおりによる『改訂 保存修復の技法と思想 古代芸術・ルネサンス絵画から現代アートまで』と『絵画をみる、絵画をなおす 保存修復の世界』を取り上げる。普段目にする機会の少ない保存修復の専門書と、その世界をわかりやすく解説したこの2冊を、平諭一郎が評する。

2024.12.5