東京ミッドタウンで、「あたりまえの日常が、おもしろくなるデザインイベント。」をコンセプトとしたイベント「TOKYO MIDTOWN DESIGN LIVE」が11月5日まで開催されている。昨年までの「DESIGN TOUCH」をリニューアルするかたちで展開されるこの催しの見どころをレポートする。
「DESIGN TOUCH」は「DESIGN LIVE」へ
六本木の東京ミッドタウンで、デザインの祭典「TOKYO MIDTOWN DESIGN LIVE 2025」が11月5日まで開催されている。
昨年まで「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」の名称で開催されていた同イベントは、「デザインとは何か?」といった根本的な問いに立ち返ることで、その装いを一新。「あたりまえの日常が、おもしろくなるデザインイベント。」をコンセプトに、インテリアやプロダクト、グラフィックに加え、音楽や食など文化を形成するものすべてを「デザイン」ととらえ、様々なコンテンツを通じて日常に新たな気づきを与える機会を創出することを試みている。


今回のイベントは、国内外で活躍するクリエイターや新進気鋭作家を紹介する「DESIGN LIVE EXHIBITION」を中心に様々なイベントで構成されており、そのクリエイティブディレクターには佐藤卓(グラフィックデザイナー)と、キュレーターとして土田貴宏(デザインジャーナリスト)が就任した。
イベント初日に実施されたプレスツアー内で、佐藤と土田はそれぞれ次のようにコメントした。「21_21 DESIGN SIGHTの立ち上げメンバー兼現館長として長いあいだ東京ミッドタウンとの協働を行ってきたので、今回の企画にお声がけいただき光栄に思う。商業施設ということもあり、一般の方々にも関心を持ってもらえるようにと企画した。ぜひ自由にご覧いただきたい」(佐藤)。「(佐藤さんがおっしゃるように)一般の方々にも楽しんでいただけるとともに、デザインのプロフェッショナルにとっても見応えのある内容にしたいと考え、国内外で実績のある方々に出展のお声がけをした。“これらのプロダクトがもし自分の生活のなかにあったら?”と考えながら見てもらえるとおもしろいと思う」(土田)。
