EXHIBITIONS

黒田克正展「今、ここにあるということ」

黒田克正 飛翔 2024 アクリル、キャンバス 80.5 × 100.0 cm

 ギャルリー東京ユマニテで、黒田克正による個展「今、ここにあるということ」が開催されている。

 黒田克正は1945年滋賀県生まれ。1969年に武蔵野美術大学を卒業、1972年に東京藝術大学大学院修了。1988年「日本国際美術展」大賞受賞、以降「アートエキサイティング '89 日豪交換現代日本美術展」「安井賞展」「大阪絵画トリエンナーレ」など国内外で作品を発表。近年も東京、京都で個展を開催するなど精力的に活動。ニューヨークのグラフティアートに影響を受け、油彩にとどまらず様々な素材を駆使したパワフルで即興的なペインティングを特徴としている。

 また、音楽家・長谷川きよし、三宅榛名、女優・吉行和子、舞踏家・大野一雄等の舞台美術を手がけるなど、美術の垣根を越えて幅広く活躍。さらに、2001年には真如堂(京都)元管主・画家の齋藤真成と、2006年には陶芸家・清水六兵衛とそれぞれコラボレーション展を開催し、好評を博した。

 黒田の絵画は、日々積み重ねている「描く行為」の集積を原点に、無数の線描と色相が複雑に交錯する画面によって構築。本展では、勢いのある線描がよりきわだつ作品を、50号の大作を中心に新作17点を出品している。