梅津庸一｜空転する美術の営為

　ビーク585ギャラリーで「梅津庸一｜空転する美術の営為」が開催されている。

　梅津庸一は1982年山形県生まれ。神奈川県相模原市と滋賀県の信楽を拠点に活動。パープルーム主宰。絵画、版画、陶芸、映像などを駆使した作品のほかに展覧会企画、ギャラリー運営、批評なども行い多方面にわたる活動を展開している。

　本展は、同廊では初となる梅津の個展だ。今回は、パープルームの拠点引っ越しの際に見つかったという膨大な数のドローイングのなかから選りすぐりのものを紹介。

　また、本展では美術の営為そのものに着目。つくり手だけでなくギャラリストやコレクター、観客を含む広い意味での美術の担い手たちの現在地とは、そして美術が私たちにもたらすものについて考える。