䑓原蓉子「少し甘い」

　Take Ninagawaで、䑓原蓉子による個展「少し甘い」が開催されている。

　䑓原蓉子は1989年千葉県生まれ。現在は東京都在住。主な個展に「project N 88: 䑓原蓉子」（東京オペラシティアートギャラリー、2022）、「食べてください食べないでください」（Take Ninagawa、東京、2022）、「庭」（Lavender Opener Chair、東京、2021）など。主なグループ展に「Lavender Hair 2」（Lavender Opener Chair、2025）、「野良になる」（十和田市現代美術館、青森、2024）、「15」（Take Ninagawa、東京、2023）、「Lavender Hair」（2x2x2 by im labor、東京、2021）、「アーティスト ランニング フェスティバル 2020」（XYZ collective、東京、2020）。主なコレクションに金沢21世紀美術館。冨樫達彦、渡邉庸平とともにギャラリースペース兼食堂であるLavender Opener Chair・灯明を運営。

　䑓原は、都市の自然や日常の風景をもとにドローイングを構成し、テキスタイル作品に変換する制作を行なってきた。本展では、䑓原が描く細胞や植物、食といった身近な生と死のイメージが、メディア間の転移というプロセスに伴い変化を繰り返す。