やっぱりエジプトが好き♡ ―昭和のニッポンと古代のエジプト―

　古代オリエント博物館で、秋の特別展「やっぱりエジプトが好き♡ ―昭和のニッポンと古代のエジプト―」が開催される。

　日本におけるエジプト人気といえば、東京・京都・福岡を巡回し、合計290万人以上の来場者を迎えた1965年のツタンカーメン展が挙げられる。日本ではそれ以前から古代エジプトをモチーフにしたデザインがもちいられ、日常生活の様々な場面に登場している。

　本展では、北名古屋市歴史民俗資料館（昭和日常博物館）所蔵のコレクションを通して、昭和30年～40年代を中心とした日本におけるエジプト柄ブームを紹介し、当時の日本社会を振り返る。当時の日本人が抱いた古代エジプトへの興味とあこがれ、そしてその生活の様子を見ることができるだろう。