EXHIBITIONS
オトボン・ンカンガ シェイプド・バイ・メニー
金沢21世紀美術館で「オトボン・ンカンガ シェイプド・バイ・メニー」が開催される。
オトボン・ンカンガは1974年ナイジェリア・カノ生まれ。現在はベルギー・アントワープを拠点に活動している。ナイジェリアのオバフェミ・アウォロウォ大学、パリ国立高等美術学校、アムステルダムのDasArtsで学び、舞台芸術の修士号を取得。自然環境と人間との関係性に着目し、物語や政治性を含むテーマを多様な表現で探究している。
本展では、金沢21世紀美術館が昨年度に収蔵したタペストリー作品とともに、作家が石川県に滞在してリサーチを行い、地域のつくり手たちとのコラボレーションによって生まれた新作《シェイプド・バイ・メニー》を初公開する。輪島塗、山中漆器、珠洲焼、能登上布といった県内の多様な素材や伝統技術が融合されており、杖(スティック)状のかたちで表現されている。
本作は彫刻作品であると同時に、パフォーマンス作品でもある。つくり手、研究者、パフォーマンス・アーティストなど、多様な背景をもつ出演者たちが、作品を担ぎながらその素材や技術にまつわる物語を語るパフォーマンスを、会期中の毎週末に実施する。これまで交わることの少なかった複数の工芸分野のつくり手たちが協働した作品は、「多くの手によってかたちつくられるもの」というタイトルの通り、工芸と現代美術の境界を越えて、石川の土地に根ざした記憶を新たな物語として編み出す。
オトボン・ンカンガは1974年ナイジェリア・カノ生まれ。現在はベルギー・アントワープを拠点に活動している。ナイジェリアのオバフェミ・アウォロウォ大学、パリ国立高等美術学校、アムステルダムのDasArtsで学び、舞台芸術の修士号を取得。自然環境と人間との関係性に着目し、物語や政治性を含むテーマを多様な表現で探究している。
本展では、金沢21世紀美術館が昨年度に収蔵したタペストリー作品とともに、作家が石川県に滞在してリサーチを行い、地域のつくり手たちとのコラボレーションによって生まれた新作《シェイプド・バイ・メニー》を初公開する。輪島塗、山中漆器、珠洲焼、能登上布といった県内の多様な素材や伝統技術が融合されており、杖(スティック)状のかたちで表現されている。
本作は彫刻作品であると同時に、パフォーマンス作品でもある。つくり手、研究者、パフォーマンス・アーティストなど、多様な背景をもつ出演者たちが、作品を担ぎながらその素材や技術にまつわる物語を語るパフォーマンスを、会期中の毎週末に実施する。これまで交わることの少なかった複数の工芸分野のつくり手たちが協働した作品は、「多くの手によってかたちつくられるもの」というタイトルの通り、工芸と現代美術の境界を越えて、石川の土地に根ざした記憶を新たな物語として編み出す。