SIDE COREの個展が金沢21世紀美術館で10月開催。能登半島をリサーチ、ゲストに森田貴宏、スティーブン・ESPO・パワーズ、細野晃太朗
金沢21世紀美術館でSIDE COREの個展「SIDE CORE Living road, Living space /生きている道、生きるための場所」が開催される。会期は10月18日〜2026年3月15日。

金沢21世紀美術館でSIDE COREの個展「SIDE CORE Living road, Living space /生きている道、生きるための場所」が開催される。会期は10月18日〜2026年3月15日。
SIDE COREは2012年に発足したアートチーム。高須咲恵、松下徹、西広太志のメンバーを中心に、ストリート・カルチャーを切り口として「公共空間における表現の拡張」をテーマに活動してきた。都市や路上で生まれる表現の可能性を探求し、公共空間を舞台としたプロジェクトベースの作品を多数発表。その作品は、その土地と風景に新たな視座を与えることを重視している。

これまで東京を活動の舞台としながら、日本各地でもプロジェクトを展開してきたSIDE CORE。その実践の背景には、2011年の東日本大震災を契機に実感した「都市はあらゆる側面でほかの地域に依存して成り立っている」という気づきがあったという。SIDE COREはストリートカルチャーを「都市の公共空間における表現」にとどめるのではなく、「道=異なる場所や価値観を媒介するもの」として再定義し、ストリートカルチャーを、都市の路上に閉じた表現ではなく、地域と地域をつなぎ、移動や文化の連鎖反応にもとづく表現運動としてとらえ直すことを試みている。
