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EXHIBITIONS

妃たちのオーダーメイド セーヴル フランス宮廷の磁器

―マダム・ポンパドゥール、マリー=アントワネット、マリー=ルイーズの愛した名窯

2025.10.25 - 2026.02.01

色絵花 1750〜60年代 個人蔵

 細見美術館で「妃たちのオーダーメイド セーヴル フランス宮廷の磁器 ―マダム・ポンパドゥール、マリー=アントワネット、マリー=ルイーズの愛した名窯」が開催される。

 細見美術館「陶磁器に出会う」シリーズの第10回目となる本展では、「フランス宮廷の磁器 セーヴル」に焦点をあてる。セーヴル磁器は、18世紀にフランス・ブルボン王朝が設立した王立セーヴル磁器製作所により誕生し、贅を尽くした華やかな意匠と精緻な絵画表現、繊細な発色を特徴とする。その設立にはポンパドゥール侯爵夫人と国王ルイ15世が深く関わっており、王侯貴族向けに注文生産されたセーヴル磁器は、以後、フランス王国・帝国・共和国によって継承されてきた。

 本展では、国王ルイ15世からナポレオン帝政期にかけての作品を中心に、国内の選りすぐりのコレクションから約140件の名品を紹介する。ポンパドゥール侯爵夫人、王妃マリー=アントワネット、皇后マリー=ルイーズらに愛されたセーヴル磁器の魅力に触れる機会となるだろう。