「高畑勲展──日本のアニメーションを作った男。」、庵野秀明による幻のカットが展示決定
麻布台ヒルズ ギャラリーで開催される「高畑勲展─日本のアニメーションを作った男。」。同展で、庵野秀明による幻のカットが展示される。

麻布台ヒルズギャラリーで、「高畑勲展─日本のアニメーションを作った男。」が開催される。会期は6月27日〜9月15日。
2025年は高畑勲(1935〜2018)の生誕90年であり、高畑が大きな影響を受けた太平洋戦争終戦から80年が経過する年であることから、今夏の開催が決定したという。
メインビジュアルとなるのは、『火垂るの墓』(1988)、『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994)。作品紹介エリアでは、『火垂るの墓』『平成狸合戦ぽんぽこ』『アルプスの少女ハイジ』のセル画・背景画が公開されることも決定している。

目玉のひとつとなるのが、新たに発見された『火垂るの墓』重巡洋艦摩耶のシーンのレイアウトだ。これは、「エヴァンゲリオン」シリーズで知られる監督・プロデューサーの庵野秀明がかつて『火垂るの墓』に原画スタッフとして参加していた際に描いたもの。本展では、それをもとにして描かれたハーモニーセル(絵画のようなタッチで描きこまれたセルのこと)とともに本展で初公開される。
