2025.5.29

留守中の「大どろぼう」の家に忍び込む? PLAY! MUSEUMで「大どろぼうの家」展が開催。

東京・立川にあるPLAY! MUSEUMで、来場者が「大どろぼう」の家に忍び込むという設定で展開される「大どろぼうの家」展が開催される。期間は7月16日~9月28日。

「大どろぼうの家」ティザービジュアル ©Maiko Dake
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 東京・立川にあるPLAY! MUSEUMで、夏休みの期間にあわせて、来場者が「大どろぼう」の家に忍び込むという設定で展開される「大どろぼうの家」展が開催される。期間は7月16日~9月28日。

 本展は、最後の盗みに出て留守中の、有名な「⼤どろぼう」の家に、来場者が忍び込むという没⼊体験型の企画となっている。展示室は、回廊、応接室、隠し部屋など8つの部屋に分けられ、古今東西で描かれてきた「どろぼう」を多角的に紐解く構成となる。

「大どろぼうの家」 ティザービジュアル ©Maiko Dake ©Diogenes Verlag ©Thienemann-Esslinger Verlag GmbH ©Shinsuke Yoshitake

 また本展には、アートクリエイター、イラストレーター、建築家、ブックディレクター、絵本作家、映像作家といった様々な分野で活躍する豪華なクリエイターが参加する。

 展示室は、イラストレーターの伊野孝⾏が手がける様々などろぼうの肖像画約15点と⼭盛りの⾦貨で構成された「緑の回廊」、ブックディレクターの幅允孝がディレクションをとった専⾨書、変装道具、引退を決意した秘密を展示する「⻘の応接間」、どろぼうに関する⼤量の資料やグッズ、絵本が並ぶ「⾚の隠し部屋」、酒井駒⼦やさくらももこらの美術品コレクションが展示される「⽩の⼩部屋」と続く。

「石川五右衛門」 伊野孝行 作

 さらに、宇宙にあこがれたどろぼうが盗んだ⾕川俊太郎の詩と⾕川賢作による⾳で構成されたインスタレーションがある「銀の庭」、カラスが集めた⽚⽅だけの靴下コレクションで構成された「黒の壁」、盗まれたヨシタケシンスケが描いた絵本の原画を展示する「トリコロールの廊下」、そして空間ディレクションを新井⾵愉が手がけた、どろぼうを目指す子供が訓練に励むジムを模した「光の蔵」と続き、遊び心にあふれた展覧会となる。

かもしれない新聞(2025年4月1日、ブルーシープ発行)

 なお本展を記念して、ヨシタケシンスケの新作絵本から生まれたオリジナルグッズやどろぼうに関連するアイテム、関連書籍も販売される。