特別展「第77回正倉院展」が奈良国立博物館で開催。瑠璃杯や蘭奢待も開陳
毎年秋に開催されている正倉院展が、今年も奈良国立博物館で開催される。会期は10月25日〜11月10日。

毎年秋に封が解かれ、宝物の点検が行われる正倉院宝庫。この時期に合わせて宝物を一般に公開する正倉院展が、今年も奈良国立博物館で開催される。会期は10月25日〜11月10日。
正倉院宝庫には様々な経緯で宝物が納められたと考えられている。大きくは天平勝宝8歳(756年)6月21日以降の5回にわたり、光明皇后によって東大寺の大仏に献納された聖武天皇の遺愛品、東大寺での法要にまつわる品々、東大寺の造営に当たった造東大寺に関連する品々に分類することができる。ほかにも宮中儀式具や武器・武具なども残っており、宝物の入庫には様々ないきさつがあったことが推定されている。
今年の出陳宝物は67件、うち6件は初出陳となっている。いくつかの出陳宝物を紹介する。