2025.12.5

今週末に見たい展覧会ベスト14。国宝「源氏物語絵巻」の全点公開から「時代のプリズム」展、弘前の「杉戸洋」展まで

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

「時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989-2010」展示風景より、ヤノベケンジ「アトムスーツ・プロジェクト」(1997)の作品群 撮影=編集部
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もうすぐ閉幕

「ペドロ・コスタ インナーヴィジョンズ」(東京都写真美術館

展示風景より

 東京・恵比寿の東京都写真美術館で、総合開館30周年記念「ペドロ・コスタ インナーヴィジョンズ」が12月7日まで開催されている。

 ペドロ・コスタは、1959年ポルトガル・リスボン生まれの同国を代表する映画監督のひとり。展覧会名である「インナーヴィジョンズ」は、コスタが10代のころに大きな影響を受けたという、スティービー・ワンダーの同名のアルバムから取られている。本展は、コスタがこれまで手がけてきた映画を解体し、展覧会として個人の体験へと還元しようとする試みであり、現実や社会の壮絶さ、あるいは寄る辺なさに対峙するものである。会場レポートはこちら

会期:2025年8月28日~12月7日
会場:東京都写真美術館
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
電話番号:03-3280-0099
開館時間:10:00~18:00(木金〜20:00) ※入館は閉館30分前まで
休館日:月(祝休日の場合は翌平日) 
料金:一般 800円 / 学生 640円 / 高校生・65歳以上 400円 / 中学生以下 無料

在原業平生誕1200年記念特別展「伊勢物語―美術が映す王朝の恋とうた―」(根津美術館

在原業平像 室町時代 16世紀 根津美術館蔵

 根津美術館で開催中の「在原業平生誕1200年記念特別展 伊勢物語―美術が映す王朝の恋とうた―」が、12月7日に閉幕する。

 在原業平は、平安時代前期に活躍した天皇の孫にあたる貴族であり、和歌に優れた文化人として知られている。恋愛にまつわる多くの逸話とともに、業平の和歌は『古今和歌集』をはじめとする勅撰和歌集に多数収録されている。

 本展では、業平の和歌を中心に構成された短編物語集『伊勢物語』の根幹となる作品に焦点をあて、書、絵画、工芸の諸作品において和歌が果たす役割に注目。その表現の豊かさと造形美の多様性を通して、王朝文化における恋とうたの世界を紹介している。

会期:2025年11月1日〜12月7日
会場:根津美術館
住所:東京都港区南青山6-5-1
電話番号:03-3400-2536 
開館時間:10:00〜17:00 ※入場は閉館の30分前まで 
休館日:月
料金:一般 1600円 / 学生 1300円 ※オンライン予約(100円割引)推奨

「髙田安規子・政子 Perspectives この世界の捉え方」(資生堂ギャラリー

展示風景より、《Relation of the parts to the whole》(2025) 写真提供=資生堂ギャラリー

 東京・銀座の資生堂ギャラリーで開催中の「髙田安規子・政子 Perspectives この世界の捉え方」も、12月7日までの会期となっている。

 髙田安規子・政子は、一卵性双子のユニットで活動するアーティスト。身近な素材を用い、空間や時間の「スケール(尺度)」をテーマに作品を制作している。作品は、数学や物理学的アイデアを背景に繊細な手仕事や緻密な構成で生み出され、アートと科学を融合させた独自の感性により表現されているのも特徴だ。

 本展を実現するにあたり、2人は昨年、静岡県掛川市にある「資生堂企業資料館」「資生堂アートハウス」を訪れ、資生堂の社名の由来である易経(えききょう)の一節「至哉坤元 万物資生(いたるかなこんげん ばんぶつとりてしょうず)」(大地の徳はなんと素晴らしいものであろうか。すべてのものは、ここから生まれる)に出会った。会場では、自分たちの自然観とも重なりあう「万物資生」の考えを起点に、生命やその成り立ち、進化の歴史を時間の層として描き出しながら、自然の法則で宇宙までつながる時空間を、スケールとともに巨視的・微視的にとらえ可視化することを試みている。会場レポートはこちら

会期:2025年8月26日~12月7日
会場:資生堂ギャラリー
住所:東京都中央区銀座 8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
電話番号:03-3572-390 
開館時間:11:00~19:00(日〜18:00) 
休館日:月(祝日にあたる場合も休館)
料金:無料

「Synthetic Natures もつれあう世界:AIと生命の現在地」(シャネル・ネクサス・ホール

展示風景 ©CHANEL

 東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催中の展覧会「Synthetic Natures もつれあう世界:AIと生命の現在地」は、12月7日まで開催されている。

 本展は、長谷川祐子が主宰する「Hasegawa Curation Lab.」とのコラボレーションのもと、次世代を担う若手キュレーターを起用する展覧会の第2弾。キュレーションはキュラトリアル・コレクティブ「HB.」の共同代表である三宅敦大が担う。参加するのは、リスボンを拠点に活動するアーティスト、ソフィア クレスポ(Sofia Crespo)と、クレスポがフェイレカン カークブライド マコーミックとともにアーティスト・デュオとして活動するエンタングルド アザーズ(Entangled Others)だ。

 本展では、海中2000メートル以深の世界を探る《liquid strata: argomorphs》(2025)、湧昇という地球規模の現象とAIの視覚言語を結びつけた《specious upwellings》(2022-24)、遺伝情報とデジタルデータの構造を重ねた《self-contained》(2023-24)、植物学と写真の歴史から着想を得た《temporally uncaptured》(2023-24)、「存在しなかった自然史の本」をコンセプトにした《artificial natural history》(2020-25)の5シリーズが紹介されている。インタビューはこちら

会期:2025年10月4日〜12月7日
会場:シャネル・ネクサス・ホール
住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F
開館時間:11:00〜19:00 ※入場は18:30まで
料金:無料

「徳川美術館開館90周年記念特別展 国宝 源氏物語絵巻」(徳川美術館

展示風景より、国宝「源氏物語絵巻 柏木(三)」(徳川美術館蔵)

 愛知県名古屋市の徳川美術館が開館90周年を記念し、平安時代に描かれた現存最古の物語絵巻である国宝「源氏物語絵巻」を10年ぶりに全点一挙公開している。こちらも12月7日まで。

 本展では、徳川美術館の所蔵作品のみならず、五島美術館、書芸文化院、そして個人のものを含む巻子装(かんすそう)、額装、断簡によって、10年ぶりに、国宝「源氏物語絵巻」が一挙に展覧。とくに徳川本は平成24年から令和元年にかけての修理によって額装から巻子装となっており、それらが一斉に公開されるのはこれが初めて。つまり、巻子装(徳川本)と額装(五島本)という異なる姿の国宝を同時に鑑賞できる機会となっている。会場レポートはこちら

会期:2025年11月15日~12月7日
会場:徳川美術館
住所:名古屋市東区徳川町1017
電話番号:052-935-6262(月曜日を除く10:00~17:00) 
開館時間:10:00~17:00 ※最終入館は15:30
休館日:月
料金:一般 1600円 / 高校・大学生 800円 / 小・中学生 500円

特別展「⺠藝誕生100年―京都が紡いだ日常の美」(京都市京セラ美術館

旧上田恒次家住宅 撮影=原田祐馬

 展覧会「⺠藝誕生100年―京都が紡いだ日常の美」が、京都市京セラ美術館で12月7日まで開催されている。

 思想家の柳宗悦(1889~1961)、陶工の河井寬次郎(1890~1966)、濱田庄司(1894~1978)が京都に集うことで始まった「民藝」運動。江戸時代後期に木喰上人の手によって掘られた「木喰仏(もくじきぶつ)」の調査旅行をするなかで議論を深め、1925年「民衆的なる工芸=民藝」という言葉が生まれた。本展は、この「民藝」という言葉が誕生して100年を迎えるにあたり開催されている。

会期:2025年9月13日~12月7日
会場:京都市京セラ美術館 本館 南回廊1階
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
開館時間:10:00~18:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし、祝日の場合は開館)
料金:一般 2000円 / 大学・高校生 1500円 / 中学生以下無料

「時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989-2010」(国立新美術館

「イントロダクション」展示風景より、椿昇《エステティック・ポリューション》(1990)

 東京・六本木の国立新美術館で、1989~2010年のあいだに生まれた日本の美術表現を多視点的に俯瞰することを試みる展覧会「時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989-2010」が、12月8日までの開催となっている。同展は、国立新美術館と、アジア地域におけるパートナー美術館である香港のM+との協働キュレーションにより開催されるものであり、キュラトリアル・ディレクターをドリアン・チョン(M+アーティスティック・ディレクター、チーフ・キュレーター)が、キュレーターをイザベラ・タム(M+ビジュアル・アート部門キュレーター)、尹志慧(国立新美術館主任研究員)が務める。

 1989年の日本では、昭和天皇の崩御によって平成がスタート。また海外では、冷戦体制が終わり、さらにはベルリンの壁が崩壊するなどといった節目の年であり、人やものが行き来するグローバル化の始まりとも言えるような新時代が到来した。同展では、東日本大震災が発生した2011年より前までをひと時代ととらえ、日本国内のアーティストや、同時代の日本に影響を受けた海外アーティストらを取り上げることで、この変化に富んだ時代を見つめ直すことを試みている。会場レポートはこちら

会期:2025年9月3日〜12月8日
会場:国立新美術館
住所:東京都港区六本木7-22-2
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル) 
開館時間:10:00〜18:00(金土~20:00) ※入場は閉館の30分前まで
休館日:火
料金:一般 2000円 / 大学生 1000円 / 高校生 500円 / 中学生以下 無料

特別展「舟と人類―アジア・オセアニアの海の暮らし」(国立民族学博物館

第4章「南洋圏の舟」展示風景より

 大阪・万博記念公園内にある国立民族学博物館で開催中の特別展「舟と人類―アジア・オセアニアの海の暮らし」は、12月9日に閉幕する。

 長い人類史において、舟が登場したのはいつ頃か? その出現と本格的な利用は、ホモ・サピエンス以降に始まったことだとされている。本展では、同館が所蔵してきたアジアやオセアニアの海域世界における多様な舟や関連資料を全11章にわたって紹介。人類学/考古学的な視点を踏まえながら、人々の移動や暮らしの文化について焦点を当てるものとなっている。会場レポートはこちら

会期:2025年9月4日〜12月9日
会場:国立民族学博物館
住所:大阪府吹田市千里万博公園10-1
電話番号:06-6876-2151
開館時間:10:00~17:00 ※入館は閉館30分前まで 
休館日:水 
料金:一般 1200円 / 大学生 600円 / 高校生以下、障がい者手帳をお持ちの方および付添者1名 無料

今週開幕

「織田コレクション ハンス・ウェグナー展 至高のクラフツマンシップ」(ヒカリエホール)

展示風景より

 東京・渋谷にあるヒカリエホール(渋谷ヒカリエ内)で、「織田コレクション ハンス・ウェグナー展 至高のクラフツマンシップ」がスタートした。会期は2026年1月18日まで。

 デザイン大国の北欧デンマークを代表するデザイナー、ハンス・ウェグナー(1914~2007)は、「ザ・チェア」(1949)や「Yチェア」(1950)など、生涯で500脚以上の椅子をデザインし、20世紀の家具デザインを牽引してきた。本展は、椅子研究家であり北欧を中心とした近代家具のコレクターでもある織田憲嗣と、同コレクションを有する北海道東川町の協力により開催される。ウェグナーの椅子約160点をはじめ、家具やそのパーツ、資料などを展示する過去最大規模の回顧展となっている。会場レポートはこちら

会期:2025年12月2日~2026年1月18日
会場:ヒカリエホール(渋谷ヒカリエ 9F)
住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00〜19:00(12月31日〜18:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:12月9日、2026年1月1日 
料金:一般 2300円 / 高校・大学生 1500円 / 小・中学生 700円

「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」(森美術館

展示風景より

 六本木の森美術館で、3年に一度のシリーズ展「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」が開幕した。会期は2026年3月29日まで。

 本展は2004年の開始以来、日本の現代アートシーンを俯瞰する定点観測的な役割を担ってきた。第8回目となる今回は、森美術館のキュレーターである徳山拓一と矢作学に加え、レオナルド・バルトロメウス(山口情報芸術センター[YCAM]キュレーター)とキム・へジュ(シンガポール美術館シニア・キュレーター)というアジアを拠点に国際的に活動するゲストキュレーター2名を迎え、「時間」を主要テーマに全21組のアーティストを紹介する。会場レポートはこちら

会期:2025年12月3日~2026年3月29日
会場:森美術館
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00~22:00(火、12月8日は~17:00、12月30日は~22:00)※入場は閉館30分前まで
休館日:会期中無休
料金:[平日]一般 2000円 / シニア(65歳以上)1700円 / 学生(高校・大学生)1400円 / 中学生以下 無料
[土日・休日]一般 2200円 / シニア(65歳以上)1900円 / 学生(高校・大学生)1500円 / 中学生以下 無料

冨安由真 個展「This Is Not A Dream」(Gallery & Restaurant 舞台裏)

メインビジュアル

 東京・麻布台ヒルズのギャラリー兼レストラン「Gallery & Restaurant 舞台裏」で、冨安由真の個展「This Is Not A Dream」が開催されている。会期は2026年1月25日まで。

 本展は、観覧者がまるで誰かの家の「食卓」に招かれ、食事をともにしながらアート体験をするという、参加型・体験型のインスタレーション。ギャラリー空間には安らぎを想起させる食卓のシーンが出現するが、そこへ意図された 違和感”が挿入され、夢と現実のあいだを漂うような居心地の悪さが提示される。冨安によると、本展は「夢」をキーワードに据えた長編物語の序章に位置づけられており、見る者が「夢を見ている」と気づきながらも醒めきれず、現実と非現実の境界が揺らぐ「不穏な混沌」が静かに立ち現れる。

会期:12月5日〜 2026年1月25日
会場:Gallery & Restaurant 舞台裏
住所:東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA B1階
営業時間:ギャラリー 11:00〜20:00
休館日:月(祝日の場合は翌日)
料金:無料

「杉戸洋展:えりとへり/ flyleaf and liner」(弘前れんが倉庫美術館

杉戸洋 untitled 2025 作家蔵 ©︎Hiroshi Sugito Photo by Hiroshi Sugito

 現代の⽇本を代表する画家のひとりである杉⼾洋。その個展「杉⼾洋展:えりとへり / flyleaf and liner」が、青森の弘前れんが倉庫美術館でスタートした。会期は2026年5月17日まで。

 杉戸は1970年愛知県⽣まれ。1992年愛知県⽴芸術⼤学美術学部⽇本画科卒業。90年代の活動初期から国内外で数多くの展覧会に参加してきた。主な個展として、「FOCUS」(フォートワース現代美術館、アメリカ、2006年)、「天上の下地 prime and foundation」(宮城県美術館、宮城、2015年)、「frame and refrain」(ベルナール・ビュフェ美術館、静岡、2015年)、「こっぱとあまつぶ」 (豊⽥市美術館、愛知、2016年)、「杉⼾洋 とんぼ と のりしろ」(東京都美術館、東京、2017年)などがあるほか、海外でも多数の個展を開催。弘前とも由縁があり、同館の前身となった吉井酒造煉⽡倉庫で2006年に行われた「YOSHITOMO NARA + graf A to Z」にも参加している。平成29年度(第68回)芸術選奨、⽂部科学⼤⾂賞受賞。

 本展では1990年代から最新作までの絵画を中⼼に展示。また同時開催されるコレクション展では、親交がある奈良美智との共作も特別出品される。

会期:2025年12⽉5⽇〜2026年5⽉17⽇
会場:弘前れんが倉庫美術館
住所:⻘森県弘前市吉野町2-1
開館時間:9:30〜17:00(2⽉28⽇まで、3月1日以降は9:00〜) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:⽕(ただし、4⽉14⽇・21⽇・28⽇、5⽉5⽇は開館)、年末年始(12⽉26⽇〜1⽉1⽇)、5⽉7⽇
料金:⼀般 1500円 / ⼤学⽣・専⾨学校⽣ 1000円 / ⾼校⽣以下無料

「国宝 熊野御幸記と藤原定家の書 ―茶道具・かるた・歌仙絵とともに―」(三井記念美術館

 三井記念美術館で、「国宝 熊野御幸記と藤原定家の書 ―茶道具・かるた・歌仙絵とともに―」が12月6日より開催される。

 藤原定家は鎌倉時代に活躍した歌人であり、後鳥羽上皇の熊野参詣に随行した際の自筆記録「熊野御幸記」を残した。館蔵品には「大嘗会巻」や「小倉色紙」、「歌切」をはじめとする定家の書が含まれ、近世には小堀遠州らが定家の書を好んで茶道具の銘に和歌を取り入れるなど、多方面に影響を与えてきた。

 本展では、藤原定家筆「国宝 熊野御幸記」を全巻公開するほか、館蔵の藤原定家の書を取り上げ、「大嘗会巻」(初公開)や「小倉色紙」「歌切」などを展示する。また、近世に小堀遠州が定家の書を好み、茶道具の銘を和歌から取り、小色紙や箱書を定家様で書いた茶道具もあわせて紹介されるという。

会期:2025年12月6日〜2026年2月1日
会場:三井記念美術館
住所:東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館7階
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00〜17:00 ※入場は閉館の30分前まで 
休館日:月、年末年始(12月27日〜1月3日)、1月13日、1月25日 
料金:一般 1200円 / 大学・高校生 700円 / 中学生以下 無料

横浜美術館リニューアルオープン記念展「いつもとなりにいるから 日本と韓国、アートの80年」(横浜美術館

田中功起 可傷的な歴史(ロードムービー) 2018 ビデオ・インスタレーション サイズ可変 個人蔵

 横浜美術館で、リニューアルオープン記念展「いつもとなりにいるから 日本と韓国、アートの80年」が12月6日より開催される。

 本展は、ゆたかな歴史を育んできた日韓両国のアートを通して、互いの姿や関係性をあたらしく発見しようとするもの。今回の展示は、1965年の日韓国交正常化から60年となる節目に合わせ、韓国の国立現代美術館との共同企画により開催。「おかえり、ヨコハマ」「佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)」に続き、リニューアルオープンの理念となる「多文化共生、多様性尊重」が表現される。

会期:12月6日~2026年3月22日
会場:横浜美術館
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい 3-4-1
電話番号:045-221-0300
開館時間:10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:木、年末年始(12月29日~2026年1月3日)
料金:一般 2000円 / 大学生 1600円 / 中学・高校生 1000円 / 小学生以下、障がい者手帳をお持ちの方と介護者1名 無料