日常に潜む小さな驚き。
野沢裕の個展「≠ -not equal」
写真を中心に様々な手法を組み合わせた作品を発表している野沢裕が、駒込のギャラリーKAYOKOYUKIで個展を開催する。会期は5月21日〜6月18日。
野沢裕は1983年静岡県生まれ。写真、映像、立体など、様々な手法や素材を用い、日常の情景をユーモラスに演出する作品を制作している。
これまでに参加した主な展覧会は「むすびじゅつ」(静岡県立美術館、2013)、「→■←」(Intercambiador ACART・マドリード、2014)、「L」(UTRECHT・東京、2015)など。
KAYOKOYUKIでの3回目の個展となる本展では、アクリル板でできたフレームと写真に撮られたアクリル板を重ね合わせた《≠ 鳥 3》(2017)などの作品を展示する。
野沢は、鑑賞者に対して「(現実と虚構との間を)行ったり来たりしてほしい」と言う。展示空間のなかで、彼が仕掛ける小さな驚きを体験してみてはいかがだろうか。