クリスティーズ、2024年のグローバル売上は約8745億円。日本市場は「回復の兆し」
2024年、クリスティーズは57億ドル(約8745億円)というグローバル売上を達成した。とくにアジア市場では新規購入者の増加や香港での新本社オープン、日本市場での象徴的な取引など、重要な進展が見られた。
クリスティーズが2024年の業績を発表した。グローバル売上は57億ドル(約8745億円)に達し、前年比で6パーセント減。そのうちオークション売上高による売上は42億ドル(約6444億円、前年比16パーセント減)で、プライベートセールによる売上は前年比41パーセント増の15億ドル(約2301億円)となった。
同社CEOのギヨーム・セルッティはオンラインで行われた記者会見で、「ご存知の通り、近年のアートマーケットは挑戦的な状況が続いている」とし、今回の数字は「アートマーケット全体のパフォーマンスを踏まえれば、クリスティーズの非常に強い成果を示している」と話している。