小山登美夫ギャラリーからはトム・サックス、サム・フォールズらをはじめ、山本桂輔による彫刻作品、伊藤慶二によるセラミックの作品が出展される。TARO NASUからは今年ポーラ美術館で個展も開催したライアン・ガンダーの作品が並ぶ予定だ。
伊藤慶二《場 Place》1995、ceramic、h.10.0 x w.61.5 x d.37.0 cm、Photo by katsuhiko kodera、©Keiji Ito, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
Ryan Gander・Chronos Kairos, 03.02・H 27.0 x W 78.0 x D 15.0 cm・2025・Aluminium, acrylic, LEDs・TARO NASU・©Ryan Gander, Courtesy of the artist, Pola Museum of Art, Hakone, and TARO NASU, Photo by Shu Nakagawa ときの忘れものからは戦後の創作版画活動にも関わった内間安瑆、その妻でデモクラート美術家協会にも参加した内間俊子によるコラージュ作品が出展される。またそのデモクラート美術家協会を率いた瑛九のフォト・デッサンなど、日本の戦後美術史にとって重要な作家の数々が紹介される。
《Forest Weave (Twilight Weave A)》 内間安瑆 1981 年 木版 イメージサイズ:59.5×52.7cm シートサイズ:71.0×60.0cm A.P. サインあり ときの忘れもの ©Watanuki Ltd. | TOKI-NO- WASUREMONO
《センチメンタルマグリット (Fantasy in 1908)》 内間俊子 1985 年 コラージュ イメージサイズ:58.0x38.0cm シートサイズ:73.0×51.0cm フレームサイズ:76.7×54.0cm サインあり、年記あり ときの忘れもの ©Watanuki Ltd. | TOKI-NO- WASUREMONO 2年ぶりとの出展となるLEESAYAからは田中秀介が、またギャラリー北欧器からはエドヴィン・エールシュトレム、ヴィルヘルム・コーゲらの50年代の作品が出展される。
緑釉線文四足花器、Wilhelm Kåge(ヴィルヘルム・コーゲ) Sweden Gustavsberg(グスタフスベリ製陶所)、21.8×18.5cm、1955年 、炻器、出展ギャラリー:ギャラリー北欧器 メインビジュアルはアーティストの宮島達男が手がけ、2007年に発表したCounter Skin in Hiroshima-3 goldが起用された。
さらに、本フェアでは、昨年新設した映像作品にフォーカスするセクション「FILMS」の新しいエディションが企画されている。「FILMS」は、国内の美術市場における映像作品の占める割合規模を踏まえ、映像作品のエコノミクスの強化・整備にコミットすることを目的としている。企画ディレクションはnon-syntaxが担当。
なお本フェアは、都内近郊の美術館(上野の森美術館、SOMPO美術館、戸栗美術館)と連携し、チケット購入者を対象に、特別割引で入館できる優待プログラムを用意する。本フェアとあわせて、各館の展覧会も楽しむことができる仕組みとなっている。