「NEW PLATFORM –Alternative ASIA–」(Art Center NEW)開幕レポート。アジアのアートコレクティブが一同に集まる新しいアートフェアの可能性
横浜・新高島駅にあるArt Center NEWで、アジアを拠点に活動する31組のオルタナティブアートスペースが集結するアートフェア「NEW PLATFORM –Alternative ASIA–」が開幕した。イベント期間は9月14日まで。

横浜・新高島駅にあるArt Center NEWで、アジアを拠点に活動する31組のオルタナティブアートスペースが集結するアートフェア「NEW PLATFORM –Alternative ASIA–」が開幕した。同じ横浜エリアで開催されている国際アートフェア「Tokyo Gendai 2025」の期間と同じく、イベント会期は9月12日〜14日。
本フェアには、美術館や画廊とは異なり、それらから相対的に自立したアートスペースである「オルタナティブスペース」、また複数のアーティストやキュレーターから成る共同体である「アートコレクティブ」だけが参加。コマーシャルギャラリーが集まるアートフェアとは一線を画した新しい試みとなっている。さらに、インドネシア、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナム、ミャンマー、香港、中国、台湾、韓国、日本といったアジアという共通項がありながら、多様な地域で活動しているアートスペースが集まっている点も特徴だろう。
今回出展する国内10組(Art Center NEWを含む)と、東南アジア、東アジア21組の計31組は次の通り。
Ruang MES 56(インドネシア)、Ace House Collective(インドネシア)、Post-Museum(シンガポール)、Older Women League(シンガポール)、The Back Room(マレーシア)、SOME SPACE Gallery(タイ)、Stack(タイ)、Rhizomia Art Network(タイ)、Load na Dito(フィリピン)、Á Space(ベトナム)、Nhà Sàn Collective(ベトナム)、A New Burma(ミャンマー)、soundpocket(香港)、Videotage(香港)、Highball(香港)、WURE AREA(香港)孑孓社(Jiejue Community)(中国)、刺紙(Prickly Paper)(中国)、Zit-Dim Art Space(台湾)、白水(台湾)、Flagsidekick(韓国)、GALLERY SOAP(日本)、art space tetra(日本)、山中suplex/Yamanaka Suplex(日本)、soda(日本)、6okken(日本)、GASBON METABOLISM(日本)、Art Center Ongoing(日本)、Token Art Center(日本)、国立奥多摩美術館(日本)、Art Center NEW(日本)。
なかでも印象に残ったブースをいくつか紹介する。




















