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第37回

[ARTIST IN FOCUS]江康泉:古典と現代のコンテクストを接続し、アジア固有の想像力を取り戻す小さな革命

東洋の歴史や文化を参照し、現代都市、個人の記憶、テクノロジーなどを複層的に結びつけ、多様な領域を横断した創作活動を展開する江康泉(ゴンホンチュン)。金沢21世紀美術館での個展に際し、本展の担当学芸員が、本人との対話を経て、その作品世界を論じる。

2026.3.20
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AIが私から奪うものについて。アーティスト・脇田玲の内省

生成AIの急速な進化はいま、アーティストの創作行為に根本的な問いを投げかけている。プログラミングを制作の核に据えてきたアーティストの脇田玲は、創作の過程で得てきたものがAIの台頭により失われ得ることに逡巡する。その問いに向き合ったエッセイをお届けします。

2026.3.19
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ヴェネチア・ビエンナーレ2026:注目の国別パビリオン16選

5月9日に開幕する第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展。世界各国が独自の視点から現代社会や歴史、アイデンティティを問い直す国別パビリオンは、本展の見どころのひとつだ。本記事では、編集部がとくに注目したい各国パビリオンを取り上げ、その展示内容と背景を紹介する。

2026.3.18
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第38回

[ARTIST IN FOCUS]大小島真木:「私」と「あなた」の輪郭を描く 連綿と紡がれる他者とのコレスポンダンス

生命と死、個人と他者、自然と人間──そのあわいを探り続けてきた大小島真木。近年は、「胞衣」や「土」をテーマのひとつに据えながら、存在の輪郭を問い直す表現へと深化している。KAATでの個展から国際芸術祭「あいち2025」、そして絵本『ウオルド』まで、大小島真木が紡ぐ、生命を超えた存在のための芸術の現在を辿る。

2026.3.15
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パトリック・サン インタビュー:アジアを横断するクィア・アートの対話

台北、バンコク、香港で開催され、そしてソウルと東京(2027年2月)でも開催が予定されている香港のサンプライド財団主催の展覧会シリーズ「スペクトロシンセシス」は、アジア各地の公立美術館と協働しながら、クィア・アートの歴史と現在を接続する試みとして広がりを見せている。3月20日にソウルのアートソンジェセンターで開幕する「スペクトロシンセシス・ソウル」を機に、同財団の創設者であるパトリック・サンに、シリーズの理念と今後の展望について聞いた。

2026.3.15
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第14回

「手のひらの民具」。これなーんだ?

一般の人々が日常の暮らしのなかで生み出し、使い続けてきた「民具」。一見ただの古い道具に見えるかもしれませんが、様々な切り口から観察してみることで、ユニークな造形や意外な機能性といった「デザインの工夫」に気がつくことができます。第14回目は「手のひらの民具」。これなーんだ?

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第36回

[ARTIST IN FOCUS]オトボン・ンカンガ:自然環境と人間の「つながり」を語り直し、共感的な関係性を模索する芸術実践

自然と人間のあいだにある歴史と記憶に着目し、多様なメディウムを用いて、その社会的・政治的・物質的関係を検証し、新たに語り直す作品を発表するオトボン・ンカンガ。金沢21世紀美術館での個展に際し、彼女の作品に潜む物語や対話、そしてアートの可能性について話を聞いた。

2026.3.14
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トレイシー・エミン、15年ぶりの大回顧展。「第二の人生」をテート・モダンでたどる

トレイシー・エミンの大回顧展「トレイシー・エミン:ア・セカンド・ライフ」が2月27日、ロンドンのテート・モダンで開幕した。赤裸々な自伝的作品で知られる彼女がトラウマや重い病気を乗り越えて現在に至った姿を、過去の作品から新作までを通して改めて見つめる本展をレポートする。

2026.3.11
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ノートで展覧会をもっと楽しく。「もえの美術館巡り」に聞く活用術

ジャンルを問わず各地の展覧会へ足を運び、わかりやすくアート情報を発信するアート・インフルエンサー「もえの美術館巡り」。独自の視点で日々の鑑賞体験をまとめた彼女の「美術館ノート」がいま、注目を集めている。「綺麗なノートを目指さない」という自由なスタンスから生まれるその習慣には、どのようなこだわりが詰まっているのか。ノートのつくり方や活用法を通して、「もえの美術館巡り」流の新しいアートの楽しみ方について話を聞いた。

2026.3.11
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第72回

WORLD REPORT「サンパウロ」:“南”の問題を人類の普遍的な課題として示す、第36回サンパウロ・ビエンナーレ

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2026年1月号の「サンパウロ」では、イビラプエラ公園内シッシロ・マタラッツォ館で開催された第36回サンパウロ・ビエンナーレ「旅人すべてが道の上を歩くわけではない-実践としての人間性について」について仁尾帯刀が考察する。

2026.3.8
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アレキサンダー・ワン インタビュー:「The Wang Contemporary」が拓く新たな文化のプラットフォーム

2026年2月、ニューヨーク・チャイナタウンの歴史的建築58 Boweryに「The Wang Contemporary」が開館した。2004年、24歳で自身の名を冠したブランドを立ち上げ、ニューヨークを代表するブランドのひとつに成長させてきたファッションデザイナー、アレキサンダー・ワンとイン・ワンの親子が設立した本拠点は、アジア系およびアジア系アメリカ人の創造性を横断的に紹介する新たな文化プラットフォームだ。本稿では、アレキサンダー・ワンへのメールインタビューを通じ、その背景にある思想と、ニューヨークの文化的エコシステムに加わる新たなレイヤーについて探る。

2026.3.7
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第71回

WORLD REPORT「ベルリン」:東西ドイツ再統一から35年。アートシーンで東のアイデンティティが語られ始めた

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2026年1月号の「ベルリン」では、ジャルディーニで開催された第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 ドイツ館での展示と、マウンテンズで開催された「エリック・マイヤー、アンドレア・ピヒル」展について河内秀子が考察する。

2026.3.7
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長編アニメーション映画『花緑青が明ける日に』監督・四宮義俊インタビュー:日本画の技術と感性がアニメを拡張させる

日本画家の四宮義俊が監督と脚本を手がける長編アニメーション映画『花緑青が明ける日に』が3月6日より全国公開された。町の再開発により立ち退きを迫られている花火工場で育った主人公・敬太郎が、蒸発した父に代わり幻の花火「シュハリ」を完成させようと独りで奮闘する本作は、第76回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に選出された。画家である四宮はアニメーション映画にいかに挑戦したのか、話を聞いた。

2026.3.7