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「クィア」とは何かを問い続けるために。マンボウ・キーが語る家族、記憶、クィアネス

台湾を拠点に活動し、クィア・カルチャーの最前線を走るアーティスト、マンボウ・キーが東京・渋谷のPARCO MUSEUM TOKYOで個展「HOME PLEASURE|居家娛樂」を開催した。プライド月間に合わせた本展では、家族と記憶、クィアネス、そして自己表現としてのファッションまで、彼の創作の核心が多層的に立ち上がる。本展のゲストキュレーターである藪前知子(東京都現代美術館)によって行われたロング・インタビューからは、いまという時代における「ホーム」の意味が見えてくる。

2025.6.28
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ヴォルフガング・ティルマンス、パリ公共情報図書館での大規模展開幕──いまここで学べる自由を尊び、不確定な世界でイメージをつくり続ける

5年間の改修工事に入ったポンピドゥー・センター。完全閉館前にヴォルフガング・ティルマンスが招かれ、同館内にある大型図書館での展示を企画した。臨時移転先が整う予定の9月まで、アーティストの約40年にわたる多様な制作を振り返りながら、束の間の学びと思考が可能な場となっている。

2025.6.26
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ゴッホを学ぶためのおすすめ映画&テレビ番組8選

今年から3年をかけて開催される「大ゴッホ展」をはじめ、2025年にはいくつかのフィンセント・ファン・ゴッホの展覧会が予定されている。せっかくならば、展覧会をより楽しむための予習・復習におすすめの本や映像を3回に分けて紹介。第2回はおすすめの映画・テレビ番組をセレクト。

2025.6.24
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「藤田嗣治×国吉康雄:二人のパラレル・キャリア―百年目の再会」(兵庫県立美術館)で注目したいグッズ5選

神戸の兵庫県立美術館で、戦前にパリとニューヨークそれぞれの都市で活躍した藤田嗣治(1886〜1968)と国吉康雄(1889〜1953)の作品をともに紹介する特別展「藤田嗣治×国吉康雄:二人のパラレル・キャリア―百年目の再会」が8月17日まで開催中。その特設ショップでチェックしたいグッズを、編集部がピックアップして紹介する。

2025.6.22
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瀬戸内・関西エリアで見るべき安藤忠雄の美術館建築ベスト10

直島がある瀬戸内エリアおよび関西には、安藤忠雄が手がけた名建築が複数存在する。今年は瀬戸内国際芸術祭の広域連携事業として、初めて「瀬戸芸美術館連携」プロジェクトが行われており、これらを周遊することも可能だ。本稿では、とくに行くべき美術館を中心に紹介したい。

2025.6.22
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「断絶」から「連続」を語るために。「忘れられない名前」展から見る「脱北者」アーティストたちの現在地

朝鮮戦争から75年、南北の分断は依然として現在進行形だ。だが、その断絶のあいだから新たな芸術的実践が生まれつつある。韓国・烏頭山統一展望台で開催中の「忘れられない名前」展は、脱北者を含む6人の作家による作品を通して、分断の傷を超え、記憶と想像力によって“連続”を語ろうとする試みである。

2025.6.22
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匂い、腐敗、そして死後のスタジオ。アニカ・イが開く感覚と進化の宇宙

嗅覚、代謝、腐敗、そして機械と非人間的存在の共進化。韓国系アメリカ人アーティスト、アニカ・イは、感覚のポリティクスからテクノロジーと死後のスタジオまで、現代アートの領域を大きく揺さぶってきた。北京のUCCA現代アートセンターでの個展に際し、森美術館「マシン・ラブ」展の共同キュレーターであり、東京展でイの作品展示をキュレーションしたマーティン・ゲルマンが、彼女の実践の現在地を聞いた。

2025.6.22