EXHIBITIONS

略画 ― はずむ筆、おどる線―

2025.04.12 - 05.18
 北斎館で「略画 ― はずむ筆、おどる線 ―」が開催される。

 葛飾北斎は、70年にわたる⻑い画業のなかで様々な分野に活躍したが、50歳代以降の北斎が力を注いだもののひとつに「絵手本」が挙げられる。絵を学ぶ人の手本である絵手本を北斎は複数制作している。それらの絵手本作品のうち、今日でも北斎の代表作としてよく知られているのが『北斎漫画』だ。

 この『北斎漫画』の制作には、北斎と同時代の絵師である鍬形蕙斎の『略画式』という略画の絵手本が大きなヒントになったと言われている。「略画」とは、対象のかたちを省略してとらえ簡潔な筆線で描き出す絵のこと。『北斎漫画』に限らず、様々な絵手本作品のなかで北斎は略画を描いた。

 本展では、北斎館の版本作品のなかから略画で描かれた人物や動物、草花を紹介し、その魅力に迫る。