EXHIBITIONS
ヴァルヤ・ラヴァーター:Warja Lavater 記号でめぐるおとぎ話
うらわ美術館で「ヴァルヤ・ラヴァーター:Warja Lavater 記号でめぐるおとぎ話」が開催されている。
本展では、同館の「本をめぐるアート」コレクションより、これまで紹介する機会の少なかったスイスのアーティスト、ヴァルヤ・ラヴァーター(1913〜2007)の作品を紹介。ラヴァーターは、文字ではなく記号でおとぎ話を紡ぐ手法によって、絵本というメディアの可能性を広げた。
ヴァルヤ・ラヴァーターはスイス生まれ。ラヴァーターは、グラフィック・デザイナーとしてキャリアを重ねた。1958年に訪れたニューヨークで、大勢の人が信号に従って動く記号化された都市の風景と、パタパタと折りたためる蛇腹式の本に出会う。1962年にニューヨーク近代美術館ジュニア・カウンシルから最初の蛇腹折り絵本『ウィリアム・テル』を出版して以降、『赤ずきん』『シンデレラ』など、おとぎ話の登場人物を抽象的なかたちに置き換える独自のスタイルで、30年以上にわたり数多くの絵本を手がけた。
ラヴァーター作品は、記号が繰り広げる豊かな物語の世界と、蛇腹折りの絵本から生み出される空間の広がりが特徴となっている。本展では、ラヴァーターによる絵本を紹介するとともに、出版にも力を注いだパリのマーグ画廊などから挑戦的な絵本が生み出された背景や、世界のおとぎ話を題材に繰り広げられるラヴァーターの作品世界についても思いを巡らせてみてほしい。さらに同館の「本をめぐるアート」コレクションのなかから、ラヴァーターと同時代の作品やおとぎ話をモチーフにした作品も交えて紹介している。
本展では、同館の「本をめぐるアート」コレクションより、これまで紹介する機会の少なかったスイスのアーティスト、ヴァルヤ・ラヴァーター(1913〜2007)の作品を紹介。ラヴァーターは、文字ではなく記号でおとぎ話を紡ぐ手法によって、絵本というメディアの可能性を広げた。
ヴァルヤ・ラヴァーターはスイス生まれ。ラヴァーターは、グラフィック・デザイナーとしてキャリアを重ねた。1958年に訪れたニューヨークで、大勢の人が信号に従って動く記号化された都市の風景と、パタパタと折りたためる蛇腹式の本に出会う。1962年にニューヨーク近代美術館ジュニア・カウンシルから最初の蛇腹折り絵本『ウィリアム・テル』を出版して以降、『赤ずきん』『シンデレラ』など、おとぎ話の登場人物を抽象的なかたちに置き換える独自のスタイルで、30年以上にわたり数多くの絵本を手がけた。
ラヴァーター作品は、記号が繰り広げる豊かな物語の世界と、蛇腹折りの絵本から生み出される空間の広がりが特徴となっている。本展では、ラヴァーターによる絵本を紹介するとともに、出版にも力を注いだパリのマーグ画廊などから挑戦的な絵本が生み出された背景や、世界のおとぎ話を題材に繰り広げられるラヴァーターの作品世界についても思いを巡らせてみてほしい。さらに同館の「本をめぐるアート」コレクションのなかから、ラヴァーターと同時代の作品やおとぎ話をモチーフにした作品も交えて紹介している。