日本国際ポスター美術館所蔵　ポスター展2025

　大垣市スイトピアセンターで「日本国際ポスター美術館所蔵　ポスター展2025～ポスターで巡る世界旅行～」が開催されている。

　19世紀末の産業革命とともに誕生したポスターは、たんに宣伝という目的だけにとどまらず、美術品としても優れたデザイン性を示してきた。大垣市内の美術施設「日本国際ポスター美術館」には、1985年から蒐集を始めた国内外の作家による作品約1万点が収蔵。なかにはポスター草創期のアルフォンス・ミュシャや、トゥールーズ・ロートレックといった作家の作品も含まれ、ポスターの歴史を知るうえでも貴重なコレクションとなっている。

　より多くの人にポスターの魅力を楽しんでもらうため、大垣市スイトピアセンターアートギャラリーでは、日本国際ポスター美術館の協力を得て、年に1回様々なテーマを定めて作品を紹介している。

　今回は「旅」をテーマに、様々な国と地域のイメージポスターや、観光スポットとなる場所や施設、移動手段としての乗物など、多様な視点からポスターデザインを紹介。見る人が思い描く世界各地のイメージと、デザイナーの表現を比較しながら、ポスターデザインを通して世界各地を体感してみてほしい。