EXHIBITIONS

T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2025

東京・八重洲、日本橋、京橋、銀座エリアの屋内・屋外会場
2025.10.04 - 10.27

Michael and Sandy Marsh, Amarillo, Texas, September 27, 1974
© Stephen Shore. Courtesy 303 Gallery, New York.

 東京・八重洲、日本橋、京橋、銀座エリアを会場に「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2025」が開催される。

 「T3(ティースリー)」は、日本最大級の都市型アートフェスティバルをもつ写真芸術プラットフォームであり、2025年で7回目の開催となる。写真を軸としたフェスティバル、アートフェア、育成事業の三本柱で構成され、都市空間を舞台に国際的なアーティストの作品を紹介しながら、文化観光の促進や次世代の文化人材の育成を目指してきた。

 2025年度のテーマは「庭 / Garden」。ジル・クレマンが唱えた「動いている庭」の思想にならい、都市空間に写真を介して生命の流動性や共存を可視化する試みがなされる。都市に点在する複数会場で行われる企画展では、「City as Garden」と題し、スティーブン・ショアやメリッサ・シュリークらが個展形式で出展。また、新進作家の育成プログラム「T3 NEW TALENT」から選出された5名のアーティストによるグループ展、MEP(パリ)との国際共同キュレーション「STUDIO+拡張する現代写真」、さらに1950年代以降の日本の女性写真家に焦点を当てた展覧会「I’m So Happy You Are Here」などが展開される。

 同時開催される「T3 PHOTO ASIA」は、アジアの写真文化に焦点を当てるアートフェアであり、2025年は台湾をゲスト国に迎える。伝説的作家ラン・ジンシャンのヴィンテージ作品を紹介する「Masters展」や、「The Shape of Asian Landscapes: Then and Now」をテーマに、アジア各地の新進・ベテラン作家の表現を通してアジア的視点を掘り下げるキュレーション展示も開催される。