2023.10.19

「坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア」、ICCで開催へ。共同キュレーターに真鍋大度

NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]は、「坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア」の開催を発表した。今年3月に逝去した音楽家・坂本龍一を追悼するとともに、坂本がメディア・アート分野に残した影響を考える企画展となるという。

坂本龍一 Photo by Neo Sora (c)2020 Kab Inc

 東京・初台のNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]は、「坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア」の開催を発表した。会期は12月16日~2024年3月10日。

 2023年3月28日に逝去した音楽家・坂本龍一とICCの関係は深く、これまで、岩井俊雄、江渡浩一郎とのコラボレーションによる《RemotePiano Installation》(1997)、いずれも高谷史郎との共作《LIFE - fluid, invisible, inaudible...》(2007)と《IS YOUR TIME》(2017)などの展示を行った。

 本展は、メディア・アート分野においてもはかりしれない功績を残した坂本を追悼するとともに、ライゾマティクスの真鍋大度を共同キュレーターとして迎え、坂本の残した演奏データをもとにした作品や国内外のアーティストによる坂本とかかわりのある作品、これまでのICCでの展示などの記録などによって構成。坂本の活動を継承し、展開する、未来に向けた坂本龍一像を提示することを試みるという。

 参加作家は、Strangeloop Studios、高谷史郎、ダムタイプ、カールステン・ニコライ、404.zero、カイル・マクドナルド、毛利悠子、ライゾマティクス、李禹煥。

*展覧会名と参加作家を更新しました(11月29日)