マイナビアートスクエアで松田将英個展「『Great Reset』ーポスト太陽フレア時代における再起動プロトコルー」が開催
銀座にあるマイナビアートスクエアで、松田将英の個展「『Great Reset』ーポスト太陽フレア時代における再起動プロトコルー」が開催される。会期は6月11日〜8月9日。

東京・銀座にあるマイナビアートスクエアで、松田将英の個展「『Great Reset』ーポスト太陽フレア時代における再起動プロトコルー」が開催される。会期は6月11日〜8月9日。
松田は1986年生まれ、静岡市出身。東京都在住。近年は、現代文化に定着した集合的言語や記号を攪乱的に転用し、既存の認識や解釈を揺さぶる手法=「テクノイマジネーション」を通じて、人々に知覚・思考の再構築を促している。
本展は、「2025年某日、太陽活動の活性期に伴う強力な太陽フレアが発生。衛星通信、GPS、電力網、クラウドなどの現代社会を支える中枢インフラが次々とシャットダウンした。わずか数時間のうちに、人々はSNSもAIも地図も失い、日常を包んでいた透明な接続の網から強制的に切り離されてしまった」という終末のシナリオを「フレア禍」と仮定し、パラレル・リアリティとしての現在をインスタレーションによって可視化するもの。
タイトルにある《Great Reset》とは、2020年に世界経済フォーラムが打ち出した経済再構築構想「Great Reset」に由来する。「Great Reset」は「より良い未来」を志向するビジョンとして提示されたが、次第に陰謀論を含む多様な解釈をまとい、複雑に入り組んだ語りへと変容していった。本展では、そうした重層的な意味の広がりに着目し、批評とユーモアを交えてアートとして提示することで、鑑賞者の知覚や想像力に働きかけることを目指すという。