今週末に見たい展覧会ベスト15。「大ゴッホ」展から「BIWAKOビエンナーレ2025」まで
今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

もうすぐ閉幕
「彼女たちのアボリジナル・アート オーストラリア現代美術」(アーティゾン美術館)

東京・京橋のアーティゾン美術館で「彼女たちのアボリジナル・アート オーストラリア現代美術」が開催されている。会期は9月21日まで。レポートはこちら。
オーストラリア先住民によるアボリジナル・アートは、地域独自の文脈で生まれた作品への再考が進む近年、改めて注目を集めている。昨年開催された第60回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展では、アボリジナル作家の個展を展示したオーストラリア館が国別参加部門の金獅子賞を受賞した。
複数の女性アボリジナル作家に焦点を当てる展覧会の開催は、日本にておいて初となる。所蔵作家4名を含む7名と1組による計52点の出展作品を通じて、アボリジナル・アートに脈々と流れる伝統文化の息づかいを感じ取る機会となっている。
会期:2025年6月24日〜9月21日
会場:アーティゾン美術館
住所:東京都中央区京橋1-7-2
開館時間:10:00〜18:00(金〜20:00)※入館は閉館の30分前まで
休館日: 月
料金:[ウェブ予約]1800円 /[窓口販売]2000円 / 学生無料(要ウェブ予約)
特別展「江戸☆大奥」(東京国立博物館)

東京・上野の東京国立博物館 平成館で、江戸時代に築かれた「大奥」を紐解く特別展「江戸☆大奥」が開催されている。会期は9月21日まで。レポートはこちら。
NHKドラマ10「大奥」で用いられた衣装や「御鈴廊下」のセットを再現するいっぽう、実際にあった江戸時代における大奥の見取り図を表す絵図、武家女性の衣装なども展示され、ドラマや映画の世界と実際の大奥を比較しながら理解を深められる機会となっている。
また、本展の音声ガイドナビゲーターには、ドラマ 10「大奥」(NHK)で徳川吉宗役を務め、大河ドラマ 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(NHK)に大奥総取締 高岳役で出演している冨永愛が就任。また、江戸の大奥を舞台に猫と人間の日々を描いた漫画『猫奥』(講談社)とのコラボレーションや、会場限定の特別コラボグッズ販売など、本展を記念した特別企画も多数展開されている。
会期:2025年7月19日~9月21日
会場:東京国立博物館 平成館
住所:東京都台東区上野公園13-9
電話番号:050-5541-8600
開館時間:9:30~17:00(金土~20:00) ※入館は閉館の30分前
休館日:月
料金:一般 2100円 / 大学生 1300円 / 高校生 900円 / 中学生以下、障がい者とその介護者1名は無料