「写真新世紀」が2018年度の募集を4月に開始。グランプリには奨励金100万円と個展開催権
新人写真家の登竜門として知られる「写真新世紀」の2018年度の募集が4月18日より開始される。グランプリ1名には奨励金100万円と副賞のキヤノン製品のほか、個展開催の権利などが与えられる。
「写真新世紀」は、キヤノンが新人写真家の発掘・育成・支援を目的に1991年にスタートした文化支援プロジェクト。2015年には創設25年を機に、オンラインによるデジタル作品(静止画・動画)の公募も開始された。これまでの受賞者には、野口里佳、HIROMIX、佐内正史、蜷川実花などがいる。
今回審査員を務めるのは、エミリア・ヴァン・リンデン(Unseen アーティスティック・ディレクター)、サンドラ・フィリップス(サンフランシスコ現代美術館 名誉キュレーター)、さわひらき(美術家)、澤田知子(アーティスト)、安村崇(写真家)ほか。グランプリ受賞者には、奨励金100万円と副賞のキヤノン製品のほか、特典として次年度の受賞作品展における個展開催の権利などが授与される。
応募申込み受付開始は4月18日で、締切は6月6日。7月に開催予定の「優秀賞選出審査会」において、すべての応募作品のなかから、各審査員が優秀賞を1名(組)ずつ計7名(組)、佳作を2名(組)ずつ計14名(組)選出。11月に東京都写真美術館で開催予定の受賞作品展「写真新世紀展2018」の期間中に行われる公開審査会において、優秀賞受賞者7名(組)の中から1名(組)がグランプリに選出される。